現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年1月7日のデイリーキーワードランキング
1 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | 少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ |
4 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
5 | 餅搗きや路地つ子一人けんけんぱ |
6 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
7 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
8 | 初暦知らぬ月日は美しく |
9 | 旧景が闇を脱ぎゆく大旦 |
10 | 大寺の月の柱の影に入る |
11 | あをあをとこの世の雨のははきぐさ |
12 | 流るるは春立つ水か枕灯か |
13 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
14 | 春惜むおんすがたこそとこしなへ |
15 | そらまめの花のひとみのさかしげに |
16 | 広島や卵食ふ時口ひらく |
17 | 谺して山ほととぎすほしいまま |
18 | 風音のごつごつしたる鳰 |
19 | 元日の人通りとはなりにけり |
20 | 親子笑えり一心に切る紙キリスト |
21 | 何となく寒いと我は思ふのみ |
22 | 蒲公英のかたさや海の日も一輪 |
23 | 暴走族流れ星とぞ名告りける |
24 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
25 | 鰯雲日かげは水の音迅く |
26 | 一村のうすうすといる狐雨 |
27 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
28 | 七草のまだ人中にある思ひ |
29 | 星移る匂い袋の涼しき香 |
30 | さざ波と見れば苗代蛙かな |
31 | 青丹よし寧楽の墨する福寿草 |
32 | 金粉をこぼして火蛾やすさまじき |
33 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
34 | 行く我にとどまる汝に秋二つ |
35 | わが十指われにかしづく寒の入 |
36 | ひたひたと寒九の水や廚甕 |
37 | 初夢にさつぱりわやと青畝大人 |
38 | 爛々と虎の眼に降る落葉 |
39 | 黒揚羽九月の樹間透きとほり |
40 | 愛憎や卓上に吹く虎落笛 |
41 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
42 | よろこびはかなしみに似し冬牡丹 |
43 | 石蕗咲いて夕日天國左右に子 |
44 | 子を殴ちしながき一瞬天の蝉 |
45 | 土不踏なければ雛倒れけり |
46 | マッチの軸頭そろえて冬逞し |
47 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
48 | 空をはさむ蟹死にをるや雲の峰 |
49 | 倒・裂・破・崩・礫の街寒雀 |
50 | 東山静に羽子の舞ひ落ちぬ |
2024年9月21日 06時24分更新(随時更新中)