現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年1月の月間キーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
3 | 少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ |
4 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
5 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
6 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
7 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
8 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
9 | 大寒の一戸もかくれなき故郷 |
10 | 一切の行蔵寒にある思ひ |
11 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
12 | 去年今年貫く棒の如きもの |
13 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
14 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
15 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
16 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
17 | 芋の露連山影を正しうす |
18 | 海に出て木枯帰るところなし |
19 | 露人ワシコフ叫びて柘榴打ち落す |
20 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
21 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
22 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
23 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
24 | 元日の人通りとはなりにけり |
25 | 冬蜂の死に所なく歩きけり |
26 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
27 | 重ね着の中に女のはだかあり |
28 | 谺して山ほととぎすほしいまま |
29 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
30 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
31 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
32 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
33 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
34 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
35 | 松過ぎの又も光陰矢の如く |
36 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
37 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
38 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
39 | 梅二月ひかりは風とともにあり |
40 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
41 | 春や昔十五万石の城下哉 |
42 | 金粉をこぼして火蛾やすさまじき |
43 | ちんぽこもおそそも湧いてあふるる湯 |
44 | 初暦知らぬ月日は美しく |
45 | 初夢のなかをどんなに走つたやら |
46 | こんなよい月を一人で見て寝る |
47 | 枯木立月光棒のごときかな |
48 | 風音のごつごつしたる鳰 |
49 | かりかりと蟷螂蜂の皃を食む |
50 | 男根担ぎ仏壇峠越えにけり |
2024年9月25日 04時37分更新(随時更新中)