現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年12月31日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ |
3 | アイスクリームおいしくポプラうつくしく |
4 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
5 | 元日やしあわせ時計に合せおく |
6 | 正月の月が明るい手まり歌 |
7 | アイスクリームに厚き外套脱ぎ給へ |
8 | 元旦や暗き空より風が吹く |
9 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
10 | 秋晴や火口を落ちる砂の音 |
11 | 元日や手を洗ひをる夕ごころ |
12 | 喜雨亭翁を侮る鵯の柿に居り |
13 | 昼寄席に晒井の声きこえけり |
14 | タメトモハゼに今上天皇かかずらう |
15 | 叔父の僧姪の舞妓や大石忌 |
16 | 艀の夕餉に倉庫を曲るまで見られ |
17 | 現し世と黄泉の境の花吹雪 |
18 | 行く年の後ろに就いて行きにけり |
19 | 韃靼の馬嘶くや冬怒濤 |
20 | 春暁をまだ胎内の眠たさに |
21 | 唇の二枚を合せ吹く空蝉 |
22 | 紅葉濃き山めぐらしてゴルフ場 |
23 | あてどなく急げる蝶に似たらずや |
24 | 元日や暮れてしまひし家の中 |
25 | 古暦水はくらきを流れけり |
26 | ガスタンクは盾 蛤らかえる昏い海へ |
27 | 冬山やどこまで登る郵便夫 |
28 | 元日の雨や静かに午後は止む |
29 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
30 | 愛憎や卓上に吹く虎落笛 |
31 | 去年今年貫く棒の如きもの |
32 | あんずあまさうなひとはねむさうな |
33 | 何となく奈良なつかしや古暦 |
34 | こがらしや女は抱く胸をもつ |
35 | 華麗な墓原女陰あらわに村眠り |
36 | 我声の風になりけり茸狩 |
37 | 行く年や猫うづくまる膝の上 |
38 | いましがた出かけられしが梅雨の雷 |
39 | 葱切つて溌剌たる香悪の中 |
40 | 大樫の枝こまやかに芽を吹けり |
41 | のぞきからくり泡だちやまぬ夜の廃液 |
42 | 寒月をまたぐに惜しき潦 |
43 | 姉の身に地割れ及びて水仙花 |
44 | 思はずもヒヨコ生れぬ冬薔薇 |
45 | 水中の陽を囲みたる鴨の陣 |
46 | 黒猫の伸び縮みする桃畠 |
47 | 行く春やみんな知らないひとばかり |
48 | 裸子をひとり得しのみ禮拜す |
49 | くれなゐのこころの闇の冬日かな |
50 | 大雪の岸ともりたる信濃川 |
2024年9月27日 02時34分更新(随時更新中)