現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年11月18日のデイリーキーワードランキング
1 | 芋の露連山影を正しうす |
2 | 落葉焚きゐてさざなみを感じをり |
3 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
4 | 磨崖佛おほむらさきを放ちけり |
5 | 月に行く漱石妻を忘れたり |
6 | 狂ひても母乳は白し蜂光る |
7 | さえざえと雪後の天の怒濤かな |
8 | 引いてやる子の手のぬくき朧かな |
9 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
10 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
11 | 冬蜂の死に所なく歩きけり |
12 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
13 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
14 | あぢさゐの花より懈くみごもりぬ |
15 | 別るるや夢一筋の天の川 |
16 | これ着ると梟が啼くめくら縞 |
17 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
18 | 我が肩に蜘蛛の糸張る秋の暮 |
19 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
20 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
21 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
22 | 向日葵の空かがやけり波の群 |
23 | あおあおと地へ腰据える山椒売り |
24 | 蘆刈のうしろひらける大和かな |
25 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
26 | 重ね着の中に女のはだかあり |
27 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
28 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
29 | 初富士にかくすべき身もなかりけり |
30 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
31 | 谺して山ほととぎすほしいまま |
32 | 落花舞ひあがり花神の立つごとし |
33 | せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ |
34 | 冬薔薇に開かぬ力ありしなり |
35 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
36 | いそがしきことのさみしきみそさざい |
37 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
38 | そろかしこ御前様机下花吹雪 |
39 | 漱石忌猫に食はしてのち夕餉 |
40 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
41 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
42 | 窓杳く野崎のさくら咲きにけり |
43 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
44 | 草笛吹こうか点滴を外そうか |
45 | 子の髪の風に流るる五月来ぬ |
46 | 曼珠沙華あつけらかんと道の端 |
47 | 蟷螂の斧をしづかにしづかに振る |
48 | 青胡桃しなのの空のかたさかな |
49 | 月一輪凍湖一輪光あふ |
50 | 露人ワシコフ叫びて柘榴打ち落す |
2024年9月19日 11時39分更新(随時更新中)