現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年11月3日のデイリーキーワードランキング
1 | 天籟を猫と聞き居る夜半の冬 |
2 | もろもろの浴衣に江戸を祭りけり |
3 | 恋語る魚もあるべし春の海 |
4 | いましがた出かけられしが梅雨の雷 |
5 | 行く我にとどまる汝に秋二つ |
6 | 韃靼の馬嘶くや冬怒濤 |
7 | 消してより秋の灯と思ひけり |
8 | 春寒や絵具の皿のうす乾き |
9 | 暖かし若き叔母なる口ひげも |
10 | 追分本陣は焼けて終ひし雪女郎 |
11 | 紅さしてゐしはまことか雪女郎 |
12 | 春浅しあけしばかりの海苔の罐 |
13 | 如月や日本の菓子の美しき |
14 | われとわが虚空に堕ちし朝寝かな |
15 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
16 | 雪女郎振りむけば去る振り向かず |
17 | 生馬の身を大根でうづめけり |
18 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
19 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
20 | 少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ |
21 | 相撲乗せし便船のなど時化となり |
22 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
23 | 隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな |
24 | 芋の露連山影を正しうす |
25 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
26 | 曼珠沙華抱くほどとれど母恋し |
27 | 仏性は白き桔梗にこそあらめ |
28 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
29 | かはたれは山のあかとき竹煮草 |
30 | 鬼灯市や子規に恋の句あればなあ |
31 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
32 | しぐるるや駅に西口東口 |
33 | 梅咲いて庭中に青鮫が来ている |
34 | 山梨の実の盛りなりわかれなり |
35 | 原爆図中口あくわれも口あく寒 |
36 | 彼の世より光をひいて天の川 |
37 | 地下街に鮮魚鮮菜文化の日 |
38 | 雪の降る町といふ唄ありし忘れたり |
39 | 羅や人悲します恋をして |
40 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる |
41 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
42 | 秋の夜や紅茶をくぐる銀の匙 |
43 | 雑炊もみちのくぶりにあはれなり |
44 | 風花や傘に澁刷く小手のさき |
45 | ほかの部屋大いに笑ふ鮟鱇鍋 |
46 | 鞍とれば寒き姿や馬の尻 |
47 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
48 | 女来てずんと寝ちまう文化の日 |
49 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
50 | 人頭に鳥身みどりの夜を歩き |
2024年9月25日 10時34分更新(随時更新中)