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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2009年11月1日のデイリーキーワードランキング

1

ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな
2

行く我にとどまる汝に秋二つ
3

梅咲いて庭中に青鮫が来ている
4

韃靼の馬嘶くや冬怒濤
5

つきぬけて天上の紺曼珠沙華
6

春風や闘志いだきて丘に立つ
7

炎天の遠き帆やわがこころの帆
8

黒猫の子のぞろぞろと月夜かな
9

降る雪や明治は遠くなりにけり
10

返り花きらりと人を引きとどめ
11

くろがねの秋の風鈴鳴りにけり
12

いくたびも雪の深さを尋ねけり
13

谺して山ほととぎすほしいまま
14

亡き夫に代はる温みの湯婆よ
15

鮟鱇の骨まで凍てぶちきらる
16

少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ
17

イモウトノ帰リ遅サヨ五日月
18

山桜雪嶺天に声もなし
19

雲の峰父を壊しに行く少年
20

湯豆腐やいのちのはてのうすあかり
21

冬蜂の死にどころなく歩きけり
22

万緑の中や吾子の歯生え初むる
23

わが死おもへば誰かが笑ふ冬景色
24

春月や宿とるまでの小買物
25

母老いて三日月遊ぶ家の中
26

死病得て爪うつくしき火桶かな
27

そそりたつ帆柱石や秋晴るる
28

押入の似合ふおひとや秋の暮
29

冬蜂の死に所なく歩きけり
30

浜で裸になり松の花より若い妻
31

雷裂けて全山震ふ吉野杉
32

木偶の目の夜は金色に木枯吹く
33

人影す堆の初霜あたたかに
34

明るさは海よりのもの野水仙
35

母胎につながり水色の灯の暮れ方
36

啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々
37

遠方に吹きさわぎゐる落葉かな
38

鳥わたるこきこきこきと罐切れば
39

何処やらに鶴の声聞く霞かな
40

十六夜の竹ほのめくにをはりけり
41

貝殻一つ一つ濃霧のオルゴール
42

鞦韆に抱き乗せて沓に接吻す
43

愛咬のまま陸前の月夜茸
44

淋しさにまた銅鑼うつや鹿火屋守
45

醫師去つて初霜の香の残りけり
46

隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな
47

別るるや夢一筋の天の川
48

鷹のつらきびしく老いて哀れなり
49

泣くことも柿剥くことも下手なりけり
50

ぎらぎらの朝日子照らす自然かな


2024年9月24日 23時04分更新(随時更新中)
 

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