現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年9月27日のデイリーキーワードランキング
1 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
2 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
3 | 木の洞を通ふ風あり秋の立つ |
4 | あの屋根の月光がいや母の死後 |
5 | かりかりと蟷螂蜂の皃を食む |
6 | 少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ |
7 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
8 | せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ |
9 | 葡萄食ふ一語一語の如くにて |
10 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
11 | 水枕ガバリと寒い海がある |
12 | 運動会授乳の母をはづかしがる |
13 | わが恋は人とる沼の花菖蒲 |
14 | 月光に深雪の創のかくれなし |
15 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
16 | 川底に蝌蚪の大国ありにけり |
17 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
18 | 徳利の口まつくらや稲穂波 |
19 | かなかなや森は鋼のくらさ持ち |
20 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
21 | 食べてゐる牛の口より蓼の花 |
22 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
23 | 黒猫の子のぞろぞろと月夜かな |
24 | 生国の昼へ蹴り出す煙茸 |
25 | 冴えざえと根精の石パッタの音 パッタ=めんこ或はバッチ丸い厚紙をうって遊ぶ |
26 | 思はずもヒヨコ生れぬ冬薔薇 |
27 | かまくらへゆつくりいそぐ虚子忌かな |
28 | 行く春ややぶれかぶれの迎酒 |
29 | 梅咲いて庭中に青鮫が来ている |
30 | こんなよい月を一人で見て寝る |
31 | 地階の灯春の雪ふる樹のもとに |
32 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
33 | 夏痩せて嫌ひなものは嫌ひなり |
34 | 甘草の芽のとびとびのひとならび |
35 | 入れものが無い両手で受ける |
36 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
37 | 廃墟という空き地に出ればみな和らぐ |
38 | 一畝を至れり尽せり茄子の花 |
39 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
40 | 鷹翔てば畦しんしんとしたがへり |
41 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
42 | 終生まぶしきもの女人ぞと泉奏づ |
43 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
44 | 初雪や膵臓のかげうすむらさき |
45 | 梅干して誰も訪ねて来ない家 |
46 | 足のうら洗へば白くなる |
47 | こおろぎに黒い汁ためるばかりの細民 |
48 | 東風吹くや耳現るるうなゐ髪 |
49 | 蜾蠃追吹かれどほしの木の形 |
50 | 玉虫や熊野の闇のどかとあり |
2024年9月24日 18時27分更新(随時更新中)