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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2009年9月26日のデイリーキーワードランキング

1

をりとりてはらりとおもきすすきかな
2

いつせいに柱の燃ゆる都かな
3

青蛙おのれもペンキぬりたてか
4

三叉路の一つは海へ青胡桃
5

蟻地獄松風を聞くばかりなり
6

乱声や花明りなみなみとあり
7

少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ
8

ちるさくら海あをければ海へちる
9

溶岩に這ひからまりて蔦紅葉
10

つきぬけて天上の紺曼珠沙華
11

赤い日の出の凧の荷着けり碕の店
12

春昼といふ大いなる空虚の中
13

あざやかに昃るを秋の喪としたり
14

青谷のどこかが笑う刃を研げば
15

風鈴をしまふは淋し仕舞はぬも
16

盆過ぎや人立つてゐる人の際
17

てふてふひらひらいらかをこえた
18

生くることやうやく楽し老の春
19

朝顔のぱつと開きし濃紫
20

ゆさゆさと風に身を漕ぐ蟷螂かな
21

ふらりと開いた工事場の木戸出て来た死者
22

行く年の後ろに就いて行きにけり
23

干蒲団叩く手が出て中華街
24

彫刻の森林浴の聖者・裸婦
25

紅志野や秋雨は聞き上手にて
26

彼岸会の氷菓正体なくなりぬ
27

棹さして月のただ中
28

あさまらのめでたき春となりにけり
29

しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上
30

狐嫁入るかと仰ぐ一の午
31

百代の過客しんがりに猫の子も
32

じゃんけんで負けて螢に生れたの
33

黒猫の子のぞろぞろと月夜かな
34

華麗な墓原女陰あらわに村眠り
35

お涅槃のくすぐりっこの少女たち
36

あえかなる薔薇撰りをれば春の雷
37

冬と云ふ口笛を吹くやうにフユ
38

灯台のように遠くて裸足です
39

綿虫やそこは屍の出てゆく門
40

雉子の眸のかうかうとして売られけり
41

狐火やまこと顔にも一くさり
42

水底を亀があるいて神の留守
43

吊橋や百歩の宙の秋の風
44

無方無時無距離砂漠の夜が明けて
45

芋の露連山影を正しうす
46

行く方にまた満山の桜かな
47

春寒やぶつかり歩く盲犬
48

稲雀波うつ山にむかひ飛ぶ
49

玉の緒のがくりと絶ゆる傀儡かな
50

死化粧して水色桔梗なりぬ


2024年9月20日 01時52分更新(随時更新中)
 

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