現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年6月25日のデイリーキーワードランキング
1 | 山越える山のかたちの夏帽子 |
2 | バラ散るや己がくづれし音の中 |
3 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
4 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
5 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
6 | 運ばるる氷の音の夏料理 |
7 | この庭の遅日の石のいつまでも |
8 | じゃんけんで負けて螢に生れたの |
9 | 怖いもの知らずに生きて冷汁 |
10 | こんなよい月を一人で見て寝る |
11 | あるけばかつこういそげばかつこう |
12 | 水枕ガバリと寒い海がある |
13 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
14 | 裏富士の月夜の空を黄金虫 |
15 | 非常口に緑の男いつも逃げ |
16 | 蜩のなき代りしははるかかな |
17 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
18 | 葡萄食ふ一語一語の如くにて |
19 | 夏芝居監持某出てすぐ死 |
20 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
21 | 松過ぎの又も光陰矢の如く |
22 | ちるさくら海あをければ海へちる |
23 | 騙されてみたき男や夏芝居 |
24 | 幾千代も散るは美し明日は三越 |
25 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
26 | 草木より人翻る雁渡し |
27 | 赤潮の海辺おそれず眠れ眠れ |
28 | 茗荷掘る市井の寸土愉しめり |
29 | 球場に万の空席初燕 |
30 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
31 | せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ |
32 | 汝が胸の谷間の汗や巴里祭 |
33 | 苗代の水を平らにして眠る |
34 | どかと解く夏帯に句を書けとこそ |
35 | 心電図ウサギ一列ワニ一列 |
36 | 月光に深雪の創のかくれなし |
37 | サングラス掛けて妻にも行くところ |
38 | 鰯雲日かげは水の音迅く |
39 | 目をとぢて秋の夜汽車はすれちがふ |
40 | 亡き友の遺著また届く師走かな |
41 | 歯車音暑き夜沼にもぐるもぐる |
42 | 足の立つ嬉しさに萩の芽を検す |
43 | 空腹のあと食べすぎる昼桜 |
44 | 露人ワシコフ叫びて柘榴打ち落す |
45 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
46 | 梅雨茸見てゐて一人ゐなくなる |
47 | 溶けてゆけると形代のおもいけり |
48 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
49 | 尺蠖の立つていぶかる空の紺 |
50 | 水着脱ぐや夕かげまとふ瑞乳房 |
2024年9月25日 10時20分更新(随時更新中)