現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年6月13日のデイリーキーワードランキング
1 | はたはたや退路絶たれて道初まる |
2 | 谺して山ほととぎすほしいまま |
3 | あるけばかつこういそげばかつこう |
4 | 家毎に地球の人や天の川 |
5 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
6 | 重ね着の中に女のはだかあり |
7 | 吊橋や百歩の宙の秋の風 |
8 | 早苗饗のいちにち湯野の湯の熱き |
9 | ちるさくら海あをければ海へちる |
10 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
11 | 夏の海水兵ひとり紛失す |
12 | 起し絵の男をころす女かな |
13 | 芋の露連山影を正しうす |
14 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
15 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
16 | 運命は笑ひ待ちをり卒業す |
17 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
18 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
19 | ゆうやけのこれそれあれどれどれみれど |
20 | 深海のさざえ全身青藻かな |
21 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
22 | パパイアの青果たわわに額さむし |
23 | 秋扇や寂しき顔の賢夫人 |
24 | 早乙女の股間もみどり透きとほる |
25 | これよりは恋や事業や水温む |
26 | ゆふべから耳成山へ吹く穂絮 |
27 | 山越える山のかたちの夏帽子 |
28 | シニカルな小さな駅の売られる果実 |
29 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
30 | 人の世の峠いくつか花樗 |
31 | ふる里はあまりに遠しマンゴー剥く |
32 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
33 | 一汽關車吐き噴く白煙にくるまる冬 |
34 | 絶えず人いこふ夏野の石一つ |
35 | 鯉の口朝から強し半夏生 |
36 | ちんぽこもおそそも湧いてあふるる湯 |
37 | 蕗の薹おもひおもひの夕汽笛 |
38 | あたたかき雪がふるふる兎の目 |
39 | 一瞬蒼白の踏切をおき喪の東北 |
40 | 晩年の乳房を見たる大鴉 |
41 | 戀螢ゆたかなる孤の室生川 |
42 | 海霧低き知法華村人を見ず |
43 | 寒むや吾がかなしき妻を子にかへす |
44 | モジリアニの女の顔の案山子かな |
45 | 水洟や鼻の先だけ暮れ残る |
46 | 蛇口の構造に関する論考蛭泳ぐ |
47 | うどん供へて母よ、わたしもいただきまする |
48 | 半夏生鰭長き魚切らるるよ |
49 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
50 | よく眠る夢の枯野が青むまで |
2024年9月24日 05時32分更新(随時更新中)