現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年3月30日のデイリーキーワードランキング
1 | 花冷の闇にあらはれ篝守 |
2 | ひかりの野へ君なら蝶に乗れるだろう |
3 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
4 | ものの種にぎればいのちひしめける |
5 | 降る雪や天金古りしマタイ伝 |
6 | 夏真昼死は半眼に人をみる |
7 | 雀子や走りなれたる鬼瓦 |
8 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
9 | 葭切のをちの鋭声や朝ぐもり |
10 | 咲き満ちてこぼるる花もなかりけり |
11 | 波音の由比ケ浜より初電車 |
12 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
13 | 蛇口の構造に関する論考蛭泳ぐ |
14 | てふてふひらひらいらかをこえた |
15 | 蝦夷に渡る蝦夷山もまた焼くる夜に |
16 | 外套のなかの生ま身が水をのむ |
17 | 谺して山ほととぎすほしいまま |
18 | 木瓜咲くや漱石拙を守るべく |
19 | また楽し友遠方の五月文 |
20 | ゆびさして寒星一つづつ生かす |
21 | 鳥の巣に鳥が入つてゆくところ |
22 | おいて来し子ほどに遠き蝉のあり |
23 | わが行けば露とびかかる葛の花 |
24 | あんぱんの葡萄の臍や春惜しむ |
25 | 傘さして都をどりの篝守 |
26 | 今の間のおういぬふぐり聖人去り |
27 | 重ね着の中に女のはだかあり |
28 | 二た昔とも昨日とも高虚子忌 |
29 | 箒木に秋めく霧の一夜かな |
30 | 竹馬やいろはにほへとちりぢりに |
31 | 胸そらしそのまま染井吉野かな |
32 | ゆりかもめ透明な壁あのあたり |
33 | 水着脱ぐや夕かげまとふ瑞乳房 |
34 | ゆめにみる女はひとり星祭 |
35 | 舞姫はリラの花よりも濃くにほふ |
36 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
37 | 霜降れば霜を楯とす法の城 |
38 | 俺に是非を説くな激しき雪が好き |
39 | 早乙女が着替へる納屋の月明り |
40 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
41 | 利休忌の白紙にちかき置手紙 |
42 | 暖かや飴の中から桃太郎 |
43 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる |
44 | 武者さんの画にはなりさう種の薯 |
45 | あをあをと空を残して蝶分れ |
46 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
47 | 水枕ガバリと寒い海がある |
48 | ひとづまにゑんどうやはらかく煮えぬ |
49 | 罌粟よりあらわ少年を死に強いた時期 |
50 | ひき返すべき風景や西行忌 |
2024年9月23日 08時14分更新(随時更新中)