現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年3月27日のデイリーキーワードランキング
1 | 花冷の闇にあらはれ篝守 |
2 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
3 | 夜桜やうらわかき月本郷に |
4 | ゆさゆさと風に身を漕ぐ蟷螂かな |
5 | 春燈のもと愕然と孤独なる |
6 | 探梅や遠き昔の汽車にのり |
7 | 光ぎっしり蝶老ゆることありや |
8 | 唇のうすき女や四月馬鹿 |
9 | 夏山の大木倒す谺かな |
10 | 凩や海に夕日を吹き落す |
11 | 梅が散るはうれんそうの畑かな |
12 | 離れさる風船灼けて大西洋 |
13 | 野遊びの児等の一人が飛翔せり |
14 | あえかなる薔薇撰りをれば春の雷 |
15 | 重ね着の中に女のはだかあり |
16 | 抱くごとく窓掛しぼる白木槿 |
17 | 運ばむと四枚屏風に抱きつきぬ |
18 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
19 | 棺に少し出ていた青葉夜の列車 |
20 | 寒卵二つ置きたり相寄らず |
21 | 脣かたく石工若しや夏ズボン |
22 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
23 | 木瓜咲くや漱石拙を守るべく |
24 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
25 | みちのくの淋代の浜若布寄す |
26 | 相撲乗せし便船のなど時化となり |
27 | 夜遊びの靴出している時雨かな |
28 | ミス卑弥呼準ミス卑弥呼桜咲く |
29 | とまりたる蝶のくらりと風を受け |
30 | 山陰や一村暮るゝ麻畠 |
31 | それぞれの部屋にこもりて夜の長き |
32 | あはれ子の夜寒の床の引けばよる |
33 | 夏山のうしろより入る伯耆かな |
34 | 姉の身に地割れ及びて水仙花 |
35 | 白酒の紐の如くにつがれけり |
36 | 無人島の天子とならば涼しかろ |
37 | 落椿とはとつぜんに華やげる |
38 | にぎやかに亀も田螺も鳴きくれよ |
39 | 釘音にしろさるすべり澎湃と |
40 | 二た昔とも昨日とも高虚子忌 |
41 | 蓬莱や東にひらく伊豆の海 |
42 | さくら咲くことを忘れて日が沈む |
43 | ものの種にぎればいのちひしめける |
44 | いつしかに余り苗にも耳や舌 |
45 | かたくりは耳のうしろを見せる花 |
46 | 胡桃割る力瘤して死なんかな |
47 | ひく波の跡美しや桜貝 |
48 | 葛の花むかしの恋は山河越え |
49 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
50 | 青信濃鐘鳴るときも踏切越す |
2024年9月25日 12時55分更新(随時更新中)