現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年2月24日のデイリーキーワードランキング
1 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | 雪残る頂き一つ国境 |
4 | 降る雪を仰げば昇天する如し |
5 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
6 | 六月の氷菓一盞の別れかな |
7 | 雁啼くやひとつ机に兄いもと |
8 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
9 | 山寺の松のみどりの涅槃かな |
10 | この町に生くべく日傘購ひにけり |
11 | 木瓜咲くや漱石拙を守るべく |
12 | 匂ひ艶よき柚子姫と混浴す |
13 | 俺に是非を説くな激しき雪が好き |
14 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
15 | 空蝉に真昼の海が残っている |
16 | 波郷忌のけふ止まり木にゐてひとり |
17 | 春霰たばしる馬酔木花垂りぬ |
18 | たんぽぽと小声で言ひてみて一人 |
19 | 良妻にあらまほしけれ大くさめ |
20 | 春落葉いづれは帰る天の奧 |
21 | 露人ワシコフ叫びて柘榴打ち落す |
22 | それぞれの部屋にこもりて夜の長き |
23 | いつせいに柱の燃ゆる都かな |
24 | 林檎投ぐ男の中の少年に |
25 | 男根担ぎ仏壇峠越えにけり |
26 | 啓蟄やこの世のもののみな眩し |
27 | 歳時記と二十世紀を見渡しぬ |
28 | 心電図ウサギ一列ワニ一列 |
29 | わらやふるゆきつもる |
30 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
31 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
32 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
33 | 一匙のアイスクリームや蘇る |
34 | 罌粟ひらく髪の先まで寂しきとき |
35 | 花冷の闇にあらはれ篝守 |
36 | 啓蟄の煙が松の幹のぼる |
37 | 若鮎の二手になりて上りけり |
38 | 啓蟄のそとから家の中を見る |
39 | 今日だけは自殺をやめて風邪をひこう |
40 | 向きあっている仏壇と雛壇と |
41 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
42 | 山国の蝶を荒しと思はずや |
43 | 空席があり冬山の紺の襞 |
44 | 深山蝶飛ぶは空気の燃ゆるなり |
45 | 月一輪凍湖一輪光あふ |
46 | わが山河いまひたすらに枯れゆくか |
47 | 雁君に墜ちれば遠き大河かな |
48 | 栃木にいろいろ雨のたましいもいたり |
49 | からだの風景を鷹が舞っている |
50 | ミモーザを活けて一日留守にしたベッドの白く |
2024年9月26日 07時16分更新(随時更新中)