現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年1月31日のデイリーキーワードランキング
1 | 夏草に気罐車の車輪来て止る |
2 | みちのくの雪深ければ雪女郎 |
3 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
4 | 親子笑えり一心に切る紙キリスト |
5 | 若鮎の二手になりて上りけり |
6 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
7 | 俺に是非を説くな激しき雪が好き |
8 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
9 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
10 | 洗上げ白菜も妻もかゞやけり |
11 | 落葉踏む今日の明るさ明日もあれ |
12 | 露人ワシコフ叫びて柘榴打ち落す |
13 | 除夜の湯に肌触れあへり生くるべし |
14 | 重ね着の中に女のはだかあり |
15 | 色々の人々のうちにきえてゆくわたくし |
16 | 紫雲英田に置きし赤子と血のかよう |
17 | 叱られて目をつぶる猫春隣 |
18 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
19 | 山陰や一村暮るゝ麻畠 |
20 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
21 | 縄とびの寒暮傷みし馬車通る |
22 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
23 | 梅二月ひかりは風とともにあり |
24 | 桜散る個々に無数に社員踊り |
25 | 胼の手に飲みこぼす乳のながれけり |
26 | 叔父の僧姪の舞妓や大石忌 |
27 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
28 | 暗闇の下山くちびるをぶ厚くし |
29 | 今の世も男と女西鶴忌 |
30 | ひとの世の遊びをせんと雪女郎 |
31 | 雑用の中に梅酒を作りけり |
32 | 天の川地獄けむりに傾きぬ |
33 | 牛の眼に雲燃えをはる秋の暮 |
34 | 夏の山国母いてわれを与太という |
35 | 抱きあってふたりがながすみず違う |
36 | 陽へ病む |
37 | 夏の河赤き鉄鎖のはし浸る |
38 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
39 | 白菜やつむじ二つの赤ん坊 |
40 | 東京にでなくていい日鷦鷯 |
41 | 口にする鹿せんべいや旅の春 |
42 | あざけりを浴びるごと昼冴返る |
43 | 鬼百合も写ってしまう心電図 |
44 | 痰一斗糸瓜の水も間に合はず |
45 | 三歳のくすくす薔薇の芽と棘と |
46 | くらやみに蝌蚪の手足が生えつつあり |
47 | ひとのため末黒野を行き落膽す |
48 | たましひの繭となるまで吹雪きけり |
49 | コスモスなどやさしく吹けど死ねないよ |
50 | 鴨を煮て素顔の口に運ぶなり |
2024年9月25日 07時52分更新(随時更新中)