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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2009年1月22日のデイリーキーワードランキング

1

かわかわと大きくゆるく寒鴉
2

灯台のように遠くて裸足です
3

足の立つ嬉しさに萩の芽を検す
4

つきぬけて天上の紺曼珠沙華
5

春の水とは濡れてゐるみづのこと
6

俳々と馬鹿の一念寒たまご
7

お涅槃のくすぐりっこの少女たち
8

軍鼓鳴り/荒涼と/秋の/痣となる
9

捨て萱焼く 未明湖北の大事な火
10

匂ひ艶よき柚子姫と混浴す
11

うつくしきあぎととあへり能登時雨
12

着ぶくれて浮世の義理に出かけけり
13

重ね着の中に女のはだかあり
14

春浅き海へ落すや風呂の水
15

ピストルがプールの硬き面にひびき
16

りんご酒発酵 夜航機いく条かの闇に
17

おそるべき君等の乳房夏来る
18

いくたびも雪の深さを尋ねけり
19

雪嶺のひとたび暮れて顕はるる
20

しんしんと雪降る空に鳶の笛
21

夏の海水兵ひとり紛失す
22

雪暗の木々がまぶたを開く音
23

くらくらと日の燃え落ちし春の雁
24

北欧の船腹垂るる冬鴎
25

鴬や前山いよよ雨の中
26

水枕ガバリと寒い海がある
27

ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに
28

よく眠る夢の枯野が青むまで
29

赤き火事哄笑せしが今日黒し
30

今の間のおういぬふぐり聖人去り
31

けふの月長いすすきを活けにけり
32

教会の冷たき椅子を拭く仕事
33

いつぽんの冬木に待たれゐると思へ
34

ラグビーのジヤケツちぎれて闘へる
35

苗代の水を平らにして眠る
36

翁かの桃の遊びをせむと言ふ
37

地の涯に倖せありと来しが雪
38

咎のやうに蛇うすれゆくねむりゆく
39

葬了えて生者渇けり白桔梗
40

小豆粥たちまち松のくもりたる
41

寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃
42

どの家にも修羅一人あり墓洗ふ
43

三千の俳句を閲し柿二つ
44

おにはにはにはにはとりがゐるはるは
45

炎天の遠き帆やわがこころの帆
46

元日を白く寒しと昼寝たり
47

あざけりを浴びるごと昼冴返る
48

色々の人々のうちにきえてゆくわたくし
49

白葱のひかりの棒をいま刻む
50

曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ


2024年9月20日 08時07分更新(随時更新中)
 

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