現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年1月20日のデイリーキーワードランキング
1 | 大寒の一戸もかくれなき故郷 |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | かりがねに乳はる酒肆の婢ありけり |
4 | 七夕や髪ぬれしまま人に逢ふ |
5 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
6 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
7 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
8 | 冬蕪の真つ白な尻積みあげゆく |
9 | 蟷螂は馬車に逃げられし馭者のさま |
10 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
11 | 凍鶴が羽根ひろげたるめでたさよ |
12 | 凍鶴の啼かむと喉をころろころろ |
13 | 大寒のここはなんにも置かぬ部屋 |
14 | 大寒の東京駅に人を待つ |
15 | 燃せば鳴る幼時の川も寒の入り |
16 | 篁を染めて春の日しづみけり |
17 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
18 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
19 | 英霊に大寒の雲夕焼けたり |
20 | 大空に羽子の白妙とどまれり |
21 | 春や昔十五万石の城下哉 |
22 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
23 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
24 | 筆硯に多少のちりも良夜かな |
25 | 今の間のおういぬふぐり聖人去り |
26 | 陽へ病む |
27 | 重ね着の中に女のはだかあり |
28 | 大寒や一痕もなき穂高嶽 |
29 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
30 | 地の涯に倖せありと来しが雪 |
31 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
32 | さくら咲くことを忘れて日が沈む |
33 | 凍鶴の一歩を賭けて立ちつくす |
34 | 咳に覚む夢好色にして恙なし |
35 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
36 | あんぱんを落して見るや夏の土 |
37 | 戀びとは土龍のやうにぬれてゐる |
38 | 妻老いて母の如しやとろろ汁 |
39 | しぐれふるみちのくに大き仏あり |
40 | 吾妻かの三日月ほどの吾子胎すか |
41 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
42 | ドイツにて友ら檸檬をしぼるのか |
43 | 綺羅星は私語し雪嶺これを聴く |
44 | 無礼なる妻よ毎日馬鹿げたものを食わしむ |
45 | 夕桜城の石崖裾濃なる |
46 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
47 | いろいろな泳ぎ方してプールにひとり |
48 | 露人ワシコフ叫びて柘榴打ち落す |
49 | 揚雲雀死より遠くは行きゆけず |
50 | 終戦の夜汽車愛と死立ちて読む |
2024年9月21日 09時16分更新(随時更新中)