現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年1月7日のデイリーキーワードランキング
1 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
2 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
3 | 山陰や一村暮るゝ麻畠 |
4 | 秋の暮大魚の骨を海が引く |
5 | あるけばかつこういそげばかつこう |
6 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
7 | 曼珠沙華あつけらかんと道の端 |
8 | 早苗饗のいちにち湯野の湯の熱き |
9 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
10 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
11 | 終戦の夜汽車愛と死立ちて読む |
12 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
13 | 耕牛の頚皺無学の祖父なつかし |
14 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
15 | 風に落つ楊貴妃桜房のまま |
16 | 初夢のなかをどんなに走つたやら |
17 | せりなずなごぎょうはこべら母縮む |
18 | 返り花きらりと人を引きとどめ |
19 | 縄とびの寒暮傷みし馬車通る |
20 | 虎杖の身の上に在れ野の翁 |
21 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
22 | ところてん煙のごとく沈みをり |
23 | 去年今年貫く棒の如きもの |
24 | 七草のまだ人中にある思ひ |
25 | 馴染むとは好きになること味噌雑煮 |
26 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
27 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
28 | 空をはさむ蟹死にをるや雲の峰 |
29 | オリオンと店の林檎が帰路の栄 |
30 | 正月の過ぎてよく見え機関砲 |
31 | 夏落葉しんしんと子にことば満つ |
32 | 夕月の光を加ふ松納 |
33 | 隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな |
34 | 日常や椿一輪が重たし |
35 | 夏の山国母いてわれを与太という |
36 | 餅花の灯れり赤子手から手へ |
37 | フランスへ行きたい風邪の鼻音である |
38 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
39 | 初凪に島の祠の昼灯 |
40 | 裏山は松が枝ばかり初詣 |
41 | 眩しければ燕も来ずよ石廊崎 |
42 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
43 | 夏の海水兵ひとり紛失す |
44 | ちるさくら海あをければ海へちる |
45 | 空蝉に真昼の海が残っている |
46 | 姫はじめ以後やっかいな美学かな |
47 | 凍鶴が羽根ひろげたるめでたさよ |
48 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
49 | 鞦韆は漕ぐべし愛は奪うべし |
50 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
2024年9月26日 01時51分更新(随時更新中)