現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2008年12月4日のデイリーキーワードランキング
1 | ひと見えぬ苗代寒の鍬ひとつ |
2 | 姉の身に地割れ及びて水仙花 |
3 | 早乙女の股間もみどり透きとほる |
4 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
5 | 玲瓏とわが町わたる冬至の日 |
6 | 野菊まで行くに四五人斃れけり |
7 | 除夜の湯に肌触れあへり生くるべし |
8 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
9 | 枯木立月光棒のごときかな |
10 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
11 | 枯草にキヤラメルの箱河あわれ |
12 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
13 | 初夢のなかをどんなに走つたやら |
14 | あはれ子の夜寒の床の引けばよる |
15 | たんぽぽや長江濁るとこしなへ |
16 | 到り得ぬ光ひとすじ雪蛍 |
17 | 俳句思う以外は死者かわれすでに |
18 | 乳母車夏の怒濤によこむきに |
19 | 飲めるだけのめたるころのおでんかな |
20 | 俺に是非を説くな激しき雪が好き |
21 | 松は松杉は杉なり朧にて |
22 | モジリアニの女の顔の案山子かな |
23 | 喫泉に口あまやかす雪のなか |
24 | アイスコーヒー新社会人足を組み |
25 | 寝に戻るのみの鎌倉星月夜 |
26 | 鮟鱇鍋酔の壮語を楯として |
27 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
28 | 喫泉に顔打たす人を裏切るべく |
29 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
30 | 降り出づる泉のほとりすぐに濡れ |
31 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
32 | 干足袋の天駆けらんとしてゐたり |
33 | 二三歩をあるき羽搏てば天の鶴 |
34 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
35 | 石の上に 秋の鬼ゐて火を焚けり |
36 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
37 | わが腋も葡萄の花をこぼすべし |
38 | 禅寺の筍冷えの柱かな |
39 | ひたすらに赤し颱風前の薔薇 |
40 | 寒鯉を雲のごとくに食はず飼ふ |
41 | 橙のころがるを待つ青畳 |
42 | 初氷日はこはごはと空わたる |
43 | 棗にも晩夏したたり修羅の場 |
44 | 鉛筆の遺書ならば忘れ易からむ |
45 | 切株があり愚直の斧があり |
46 | 玉虫の羽のみどりは推古より |
47 | 本丸に立てば二の丸花の中 |
48 | 春惜しむ白鳥の如き溲瓶持ち |
49 | 小雪降るむかしよこはまふらんねる |
50 | 残る雪月黄なる夜を失せにけり |
2024年9月23日 16時27分更新(随時更新中)