現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2008年11月24日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
3 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
4 | 金粉をこぼして火蛾やすさまじき |
5 | 彼の世は親し風鈴がひとつ鳴り |
6 | 隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな |
7 | 冬深し柱の中の濤の音 |
8 | 颱風や守宮は常の壁を守り |
9 | 親子笑えり一心に切る紙キリスト |
10 | ものの種にぎればいのちひしめける |
11 | 銃さげし少年匂ふ冬の磯 |
12 | いつまでも留守の鳥の巣あわき比良 |
13 | 青のゆらめく無残な酔いも父の死後 |
14 | 蓑虫よ父よと鳴きて母もなし |
15 | 庖丁の出を待つひかり花の昼 |
16 | 田に水が入り千枚の水鏡 |
17 | 七夕竹畳の上に出来上る |
18 | 月かげのまんなかをもどる |
19 | 人影のはるか鶏頭一本ずつ |
20 | 雨傘を横に払うて親鸞忌 |
21 | 本読めば本の中より虫の声 |
22 | 石蹴つて鎌倉の冬起こしけり |
23 | 藍茂り初めし濃みどり薄みどり |
24 | 蓑虫や思へば無駄なことばかり |
25 | 青柿が青し線香二本づつ |
26 | 蓑虫の蓑あまりにもありあはせ |
27 | 滑り台すべり悪くて蝉しぐれ |
28 | 燠吹いておれば出てくる里神楽 |
29 | 水晶の念珠つめたき大暑かな |
30 | 逝く秋のからくれなゐの心意気 |
31 | 蝗々と河豚を食べたる通り雨 |
32 | あくびしていでし泪や啄木忌 |
33 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
34 | 立冬の女生きいき両手に荷 |
35 | 天網は冬の菫の匂かな |
36 | 早乙女に出会ひぬ雨の古戦場 |
37 | 家毎に地球の人や天の川 |
38 | 青萱を伝ふ人声舟寄せる |
39 | 蓑虫や滅びのひかり草に木に |
40 | 冬濤の掴みのぼれる巌かな |
41 | 磨崖佛おほむらさきを放ちけり |
42 | 父はやく死にしあと母風の盆 |
43 | あるけばかつこういそげばかつこう |
44 | 青梨も蛇もまばゆし人在れば |
45 | 浜で裸になり松の花より若い妻 |
46 | もみぢせぬものなかりけり普賢嶽 |
47 | 古希過ぎて一誌を興す雲の峰 |
48 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
49 | 鉛筆の遺書ならば忘れ易からむ |
50 | 児があらばぽぽと飲まさんうしのちち |
2024年9月26日 23時22分更新(随時更新中)