現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2008年11月15日のデイリーキーワードランキング
1 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
2 | 春曉のすべての中に風秀づ |
3 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
4 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
5 | 五月雨や上野の山も見あきたり |
6 | 青芒うねるはじめを見ておりぬ |
7 | をみなえし又きちかうと折りすすむ |
8 | ああ小春我等涎し涙して |
9 | 鷹の巣や太虚に澄める日一つ |
10 | ランプ売るひとつランプを霧にともし |
11 | 地の涯に倖せありと来しが雪 |
12 | 鉛筆の遺書ならば忘れ易からむ |
13 | 石の堅さの藍玉は手にほのぬくし |
14 | たふれたる麦の車の輪が廻る |
15 | 人中に鮟鱇吊られしたたれり |
16 | イエスより軽く鮟鱇を吊りさげる |
17 | 鷹匠の指さしこみし鷹の胸 |
18 | さし招く団扇の情にしたがひぬ |
19 | あぢさゐの毬より侏儒よ駆けて出よ |
20 | 倒れたる案山子の顔の上に天 |
21 | 小雪降るむかしよこはまふらんねる |
22 | 心太みづうみ遠く煙りたる |
23 | 乱菊やわが学問のしづかなる |
24 | クラリネット光のごとく南風にきこゆ |
25 | 鈍鳥や藁一本を抱き寝して |
26 | 出雲路の一夜ざんざと梅雨に入る |
27 | 寒鯉の一擲したる力かな |
28 | 空澄めば飛んで来て咲くよ曼珠沙華 |
29 | 明日知らぬ小春日和や翁の忌 |
30 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
31 | 誰彼もあらず一天自尊の秋 |
32 | 毎年よ彼岸の入りに寒いのは |
33 | 銀杏散るまつだだ中に法科あり |
34 | 夕焼へ群集だまり走り出す |
35 | 鳥のうちの鷹に生れし汝かな |
36 | 土曜日の王国われを刺す蜂いて |
37 | 葬り路の桑の実黒く踏まれけり |
38 | 日常や椿一輪が重たし |
39 | 人あれどもの問はぬなり朴の花 |
40 | まざまざと彼の英霊菰筵 |
41 | 凍鶴の一歩を賭けて立ちつくす |
42 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
43 | 誰れ彼れの背中のみゆる昼花火 |
44 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
45 | 十夜粥ぬくし本堂八方透き |
46 | 早苗饗の膳の下より小猫かな |
47 | 浮世絵の女と遊ぶ子の日草 |
48 | 春の日やあの世この世と馬車を駆り |
49 | 稀に書く本名優し苗代田 |
50 | 春愁や稽古鼓を仮枕 |
2024年9月23日 17時57分更新(随時更新中)