現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年8月28日のデイリーキーワードランキング
1 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
2 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
3 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
4 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
5 | 八月や六日九日十五日 |
6 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
7 | 牡丹百二百三百門一つ |
8 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
9 | 潮臭き町の貌なる荒神輿 |
10 | たんぽぽや一天玉の如くなり |
11 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
12 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
13 | 秋の航一大紺円盤の中 |
14 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
15 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
16 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
17 | 露の玉蟻たぢたぢとなりにけり |
18 | 脱ぎきれぬ皮ぶらさげて今年竹 |
19 | せきをしてもひとり |
20 | 恋人を待たせて拾ふ木の実かな |
21 | 蔓踏んで一山の露動きけり |
22 | 芋の露連山影を正しうす |
23 | 目覚めけり青き何かを握りしめ |
24 | 天の川わたるお多福豆一列 |
25 | あはれ子の夜寒の床の引けばよる |
26 | 遠泳や高波越ゆる一の列 |
27 | つはぶきの花にあいさつ過ぎてゆく |
28 | 初雪や五百羅漢の褥かな |
29 | 水枕ガバリと寒い海がある |
30 | 吊革はひとり花野を見るところ |
31 | 春や昔十五万石の城下哉 |
32 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
33 | 蒲公英のかたさや海の日も一輪 |
34 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
35 | しらぎくの夕影ふくみそめしかな |
36 | 蟬の亡骸裏返りしは約束 |
37 | 乳母車夏の怒濤によこむきに |
38 | 一滴の我一瀑を落ちにけり |
39 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
40 | おそるべき君等の乳房夏来る |
41 | ぬきん出て大きな鍵や竹の秋 |
42 | 先導は雲水の鈴凌霄花 |
43 | 恋人も枯木も抱いて揺さぶりぬ |
44 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
45 | ビヤホール明るし拳銃を磨く |
46 | 千年の留守に瀑布を掛けておく |
47 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
48 | 風呂敷のさくら前線耳たてる |
49 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
50 | 菫程な小さき人に生れたし |
2024年9月19日 20時40分更新(随時更新中)