現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年6月28日のデイリーキーワードランキング
1 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
2 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
3 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
4 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
5 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
6 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
7 | 遠泳や高波越ゆる一の列 |
8 | 芋の露連山影を正しうす |
9 | 星空へ店より林檎あふれをり |
10 | アリランは梳る唄榛の花 |
11 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
12 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
13 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
14 | 老いてより草矢よく飛ぶ不思議かな |
15 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
16 | 菫程な小さき人に生れたし |
17 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
18 | 歩いて走る昭和二十年八月へ |
19 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
20 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
21 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
22 | せきをしてもひとり |
23 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
24 | まさをなる空よりしだれざくらかな |
25 | 蟇穴を出るゆるやかな尿意かな |
26 | 六月の氷菓一盞の別れかな |
27 | 露の玉蟻たぢたぢとなりにけり |
28 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
29 | 蛇逃げて我を見し眼の草に残る |
30 | われら永く悪友たりき春火鉢 |
31 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
32 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
33 | 野に出ればひとみなやさし桃の花 |
34 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
35 | 源流の溢るる光山笑ふ |
36 | 梳る必死の指に梅雨晴間 |
37 | わが紙白し遠く日當る荷役あり |
38 | 句集閉ず余韻のなかの春の闇 |
39 | 一対か一対一か枯野人 |
40 | まなこ荒れ/たちまち/朝の/終りかな |
41 | 百色を使い果せり濃紫陽花 |
42 | みちのくの星入り氷柱われに呉れよ |
43 | 冬銀河この世通りし父よ母よ |
44 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
45 | 夏芝居監持某出てすぐ死 |
46 | どれも口美し晩夏のジャズ一団 |
47 | どこからが人の領分遠郭公 |
48 | うららかな平行線の二人です |
49 | 追伸に本音ひと言帰り花 |
50 | 友よ我は片腕すでに鬼となりぬ |
2024年9月23日 20時57分更新(随時更新中)