現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年6月17日のデイリーキーワードランキング
1 | 万障が鉢合わせして濃紫陽花 |
2 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
3 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
4 | 今思へば皆遠火事のごとくなり |
5 | つちふるやまだうっすらと蒙古斑 |
6 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
7 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
8 | ありがとう花に心を託すかな |
9 | せきをしてもひとり |
10 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
11 | 跳箱の突き手一瞬冬が来る |
12 | 馬酔木咲く丘は野となり丘となる |
13 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
14 | ありがとう握手の余韻朧の夜 |
15 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
16 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
17 | 海に出て木枯帰るところなし |
18 | 瓜実の正体見たり桃の芯 |
19 | 虹自身時間はありと思ひけり |
20 | 空をゆく一かたまりの花吹雪 |
21 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
22 | 菫程な小さき人に生れたし |
23 | 草負うて男もどりぬ星祭 |
24 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
25 | 向日葵の大声でたつ枯れて尚 |
26 | 叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉 |
27 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
28 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
29 | うつうつと雨音だいて春の暮 |
30 | ありがとうからさよならまでの櫻 |
31 | るんるんと胎児つらぬく砲あつて |
32 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
33 | 白露や死んでゆく日も帯締めて |
34 | 夕立が洗つていつた茄子をもぐ |
35 | 過去帳のなかのうぐいす日和かな |
36 | あぶらなの花にはろけささしかかる |
37 | 狐火や流浪の父の蔵書印 |
38 | 画面指すだけの問診旱梅雨 |
39 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
40 | 梅雨明くる家中の窓あけ開き |
41 | 農学部流星の馬梅雨に病む |
42 | 辻馬車や秋の由布院巨きくす |
43 | 摩天楼より新緑がパセリほど |
44 | 春の月ありしところに梅雨の月 |
45 | 星空へ店より林檎あふれをり |
46 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
47 | 梅雨明くる天の岩戸を開くごと |
48 | 羅や水族館に鰭あまた |
49 | 浅野川ほとりの宿も注連の内 |
50 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
2024年9月23日 13時24分更新(随時更新中)