現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年4月30日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 吉野山花、花、花、の今更に |
3 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
4 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
5 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
6 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
7 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
8 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
9 | 杳霧あり工場はみな立つてゐる |
10 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
11 | 清明や街道の松高く立つ |
12 | 黄砂かも西に戦の続きおり |
13 | せきをしてもひとり |
14 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
15 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
16 | 考える人は考え昭和の日 |
17 | 屋上に洗濯の妻空母海に |
18 | たましひのたとへば秋のほたる哉 |
19 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
20 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
21 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
22 | 泉への道後れゆく安けさよ |
23 | ゆるやかに着てひとと逢ふ蛍の夜 |
24 | 黄金週間泣いてみるのもひまつぶし |
25 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
26 | 蛇殴ちし人の佇ちゐる奥座敷 |
27 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
28 | 花冷えにつづくリラ冷え風の幡 |
29 | メーデーの声の聞こゆる波の花 |
30 | 順番に死ぬわけでなし春二番 |
31 | 蛇穴を出て見れば周の天下なり |
32 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
33 | ところてん煙のごとく沈みをり |
34 | 美しき春潮の航一時間 |
35 | 蛙の目越えて漣又さざなみ |
36 | 竹林に螢の星座組まれけり |
37 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
38 | 町騒に遠き寺苑の仏桑花 |
39 | 夕風や水口に置く余り苗 |
40 | 易々と還暦通過 東天紅 |
41 | 鳶の輪の絶対音感夕焼ける |
42 | ひとつずつ荷を解く桜ふぶきかな |
43 | 五月雨を飲み干し橅の山太る |
44 | 海に出て木枯帰るところなし |
45 | 村靜か玻璃戸に映る吊し柿 |
46 | 花盗人ちりくる花を仰ぎけり |
47 | 初夢の途方もなくて呆とゐる |
48 | マンボウと宙を泳ぐや大朝寝 |
49 | おそるべき君等の乳房夏来る |
50 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
2024年9月21日 18時37分更新(随時更新中)