現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年3月31日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 猫じゃらしそよぐ足首露わなる |
3 | 雹晴れて豁然とある山河かな |
4 | 麦秋の中なるが悲し聖廃虚 |
5 | せきをしてもひとり |
6 | 一枚のテレホンカード弥生尽 |
7 | 足踏の好きな仔馬でありにけり |
8 | 海に出て木枯帰るところなし |
9 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
10 | 幾百の喉とばしたる春舞台 |
11 | 山又山山桜又山桜 |
12 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
13 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
14 | 大寒の一戸もかくれなき故郷 |
15 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
16 | 秋の航一大紺円盤の中 |
17 | 足許の闇に音たて池の蓮 |
18 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
19 | 足許をさしてそこにも落し文 |
20 | あいちきゅうはくみそつけてくうとうまい |
21 | 春の山らくだのごとくならびけり |
22 | さくらさくら空に別れを惜しむなり |
23 | 望郷や秋に別れの嘘一つ |
24 | つくづくと黴面白き墨の尻 |
25 | あはないとかれるかんなのこのよかな |
26 | みづうみのみなとのなつのみじかけれ |
27 | 鞦韆は漕ぐべし愛は奪うべし |
28 | 菜の花駅まで切符一枚くださいな |
29 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
30 | 菜の花や小学校の昼餉時 |
31 | うれしさの狐手を出せ曇り花 |
32 | 初秋よしオークル色のわが肢体 |
33 | 散らし雨遅咲き桜満開に |
34 | 鶏頭の 十四五本もありぬべし |
35 | 我が声の吹き戻さるる野分かな |
36 | 入れものが無い両手で受ける |
37 | 風に乗りワルツを踊るチューリップ |
38 | 清明や街道の松高く立つ |
39 | 菜の花といふ平凡を愛しけり |
40 | 催花雨や空き家に人の出入りして |
41 | 箍しめて子を待つ行水の大盥 |
42 | 佐保姫のハミングをするときは風 |
43 | 乙鳥はまぶしき鳥となりにけり |
44 | 日々重く声も大きく梅ふふむ |
45 | 芋の露連山影を正しうす |
46 | 幹太き松の真上や寒満月 |
47 | 除夜の鐘天から荒縄一本 |
48 | 朧夜のむんずと高む翌檜 |
49 | 大空に羽子の白妙とどまれり |
50 | モナリザ観て人妻と食ぶ酢牡蠣かな |
2024年9月22日 07時40分更新(随時更新中)