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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2017年3月14日のデイリーキーワードランキング

1

村の灯のこぼれて深し虫の闇
2

揚雲雀死より遠くは行きゆけず
3

揚雲雀一遍上人妻子連れ
4

揚雲雀盗塁の子に檄とばす
5

揚雲雀夫の使者とも思いけり
6

揚ひばり歩くつもりでなく着きし
7

揚羽より濃き影もちて爭わず
8

揚雲雀水平線を持ち上げて
9

ひこばゆる木の名を知らず親不孝
10

揚雲雀ゼンマイ仕掛けの小学校
11

揚雲雀わたしに戻れなくなりし
12

憧れの宇宙へ地虫穴を出づ
13

せきをしてもひとり
14

鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉
15

揚雲雀地表の水の乾くまで
16

我声の風になりけり茸狩
17

揚羽より速し吉野の女学生
18

吾子が嫁く宇陀は月夜の蛙かな
19

思はずもヒヨコ生れぬ冬薔薇
20

あこがれの小さくなりしうまごやし
21

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
22

七転び八起きせぬまに春立てり
23

このまま眠れば多摩川心中いぬふぐいり
24

揚羽蝶おいらん草にぶら下がる
25

吾子生れぬ光かがやく泉たち
26

憧れの蛇に覚えてもらいけり
27

パンドラの箱の底ひに種袋
28

万緑の中や吾子の歯生え初むる
29

毎年よ彼岸の入りに寒いのは
30

揚羽とは別の道ゆく神事あと
31

鳴きだせば蜩の木のとほざかる
32

花散るや耳ふって馬おとなしき
33

おちついて死ねそうな草萌ゆる
34

ぐらぐらと鬼の声する桜の芽
35

揚羽蝶磁場に乱れのありにけり
36

揚羽蝶遠忌の柱叩くかな
37

阿弖流為の鼓膜を張りし春田なり
38

揚羽とはけはひ寺町廓町
39

一望の白骨の谷雪あたたか
40

蟷螂の眼の中までも枯れ尽す
41

剣道着干すや燃え立つ葉鶏頭
42

がんばるわなんて言うなよ草の花
43

花あんず雪折れの傷白みたり
44

桜騒箱をならべて箱のこと
45

揚羽蝶国境石に寄り道す
46

灰のように鼬のように桜騒
47

海くれて鴨のこゑほのかに白し
48

飲みたい水が音をたててゐた
49

さくらさくら空に別れを惜しむなり
50

うしろ姿の時雨てゆくか


2024年9月22日 10時46分更新(随時更新中)
 

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