現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年12月27日のデイリーキーワードランキング
1 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
2 | 酉年の酉の街ゆきはぐれけり |
3 | ものの種にぎればいのちひしめける |
4 | 陽の欠片あつめて冬日海へ落つ |
5 | 心には紋付袴初句会 |
6 | 騙し絵に垂れしアイスクリームかな |
7 | 喜寿傘寿まだまだ若き竹の春 |
8 | 元気かときけばあかんと冬鴉 |
9 | 露の玉蟻たぢたぢとなりにけり |
10 | 秋晴や火口を落ちる砂の音 |
11 | 一行の添え書に見る年賀状 |
12 | 空をはさむ蟹死にをるや雲の峰 |
13 | 歌留多とる皆美しく負けまじく |
14 | 山又山山桜又山桜 |
15 | せきをしてもひとり |
16 | 初暦知らぬ月日は美しく |
17 | 金粉をこぼして火蛾やすさまじき |
18 | 稲妻や夜も語りゐる葦と沼 |
19 | 億年のなかの今生実南天 |
20 | 初東風や水平線を船が曳く |
21 | 荊冠として強霜は髪にたつ |
22 | 菊日和付かず離れず添ふ八十路 |
23 | 白山に初荷ひらくを見られいし |
24 | 柚子湯沁む無数の傷のあるごとく |
25 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
26 | この道しかない春の雪ふる |
27 | 卵割るように銀河を渡りけり |
28 | 手をひろげ初声という男の子 |
29 | 夏草に気罐車の車輪来て止る |
30 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
31 | ゆらぎ見ゆ百の椿が三百に |
32 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
33 | 石器は闇に置くもの 遠くにある 秋炎 |
34 | 人の身にわが血流れる札納め |
35 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
36 | 餘生なほなすことあらむ冬苺 |
37 | 人中の鮟鱇と我れを罵りぬ |
38 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
39 | 飛込の途中たましひ遅れけり |
40 | そら豆はまことに青き味したり |
41 | 叱られて帰る霰の石畳 |
42 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
43 | 淡雪を笑い飛ばして電工夫 |
44 | 山国の橡の木大なり人影だよ |
45 | 御本尊阿弥陀露座仏花あかり |
46 | 宝くじ外れて亀のなきにけり |
47 | 冬うらら形のちがう握り飯 |
48 | 若楓五戒に自信なかりけり |
49 | 蔦枯れて一身がんじがらみなり |
50 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
2024年9月19日 17時53分更新(随時更新中)