現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年12月20日のデイリーキーワードランキング
1 | 酉年の酉の街ゆきはぐれけり |
2 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
3 | 冬の水一枝の影も欺かず |
4 | 歌留多とる皆美しく負けまじく |
5 | 水枕ガバリと寒い海がある |
6 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
7 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
8 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
9 | 乳房に ああ満月のおもたさよ |
10 | いづこまで母負ひゆかむ冬銀河 |
11 | ひかり野へ君なら蝶に乗れるだろう |
12 | 星空へ店より林檎あふれをり |
13 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
14 | ものの種にぎればいのちひしめける |
15 | 篁に一水まぎる秋燕 |
16 | せきをしてもひとり |
17 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
18 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
19 | 痰一斗糸瓜の水も間に合はず |
20 | 新涼は未だ街角の二歩手前 |
21 | 山国の虚空日わたる冬至かな |
22 | 摩天楼より新緑がパセリほど |
23 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
24 | 夕みぞれいつもは不二のみゆるみち |
25 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
26 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
27 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
28 | 技芸天女はわが恋仏春の塵 |
29 | 月山の見ゆと芋煮てあそびけり |
30 | おちついて死ねそうな草萌ゆる |
31 | へろへろとワンタンすするクリスマス |
32 | 初暦知らぬ月日は美しく |
33 | 常夏の碧き潮あびわが育つ |
34 | 咳をしても一人 |
35 | 天瓜粉しんじつ吾子は無一物 |
36 | 霜とけ島光る |
37 | 秋の航一大紺円盤の中 |
38 | 納め句座切字が人の和を結ぶ |
39 | 億年のなかの今生実南天 |
40 | 向日葵や信長の首切り落とす |
41 | 冬蕪の真つ白な尻積みあげゆく |
42 | 鶴舞ふや日は金色の雲を得て |
43 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
44 | 賀状書く少し大きなことも書く |
45 | 鳥たちが唄う小春の仮住まい |
46 | 三伏の葛西や鯉の縹色 |
47 | 綿虫と息合ひて世に後れけり |
48 | とぢし眼のうらにも山のねむりけり |
49 | 初御空煙管をたたく音すなり |
50 | 芋の露連山影を正しうす |
2024年9月23日 01時14分更新(随時更新中)