現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年10月2日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
3 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
4 | 人ゆきしひとすぢのみち鳥世界 |
5 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
6 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
7 | こほろぎのこの一徹の貌を見よ |
8 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
9 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
10 | 厨房のナイフ曇らす山の霧 |
11 | 水枕ガバリと寒い海がある |
12 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
13 | 秋晴の運動会をしてゐるよ |
14 | せきをしてもひとり |
15 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
16 | はじめなかをはりいっさい大文字 |
17 | 牡丹百二百三百門一つ |
18 | あをあをとこの世の雨のははきぐさ |
19 | 夏夕べ里山は風生むところ |
20 | ものの種にぎればいのちひしめける |
21 | 書簡集の一隅湧水のごとく |
22 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
23 | しずかなる愛です栗の渋皮煮 |
24 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
25 | ビルを出て遅日の街にまぎれ入る |
26 | 噴水や人より多き鳥の恋 |
27 | ゆきふるといひしばかりの人しづか |
28 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
29 | 曼珠沙華あつけらかんと道の端 |
30 | 野を穴と思い飛ぶ春純老人 |
31 | 桜葉となるやをみなの衿白し |
32 | 愛されることのみ覚え薄紅葉 |
33 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
34 | 暗く暑く大群集と花火待つ |
35 | 少年工学帽かむりクリスマス |
36 | 赤い犀車に乗ればはみだす角 |
37 | 棚田みな刈田となりし峡日和 |
38 | 野分中いのち小さく浪の上 |
39 | 仏足石に日矢の切つ先花の冷 |
40 | 六月の雲あわただし大庇 |
41 | 春寒し長濤ついに立ちあがる |
42 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
43 | 磨崖佛おほむらさきを放ちけり |
44 | 俺に是非を説くな激しき雪が好き |
45 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
46 | 月光に深雪の創のかくれなし |
47 | そら豆はまことに青き味したり |
48 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
49 | かたつむり甲斐も信濃も雨のなか |
50 | 蟬の穴踏めば踏んだと忿怒仏 |
2024年9月22日 19時39分更新(随時更新中)