現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年9月16日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
3 | 牡丹百二百三百門一つ |
4 | 子の髪の風に流るる五月来ぬ |
5 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
6 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
7 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
8 | 水枕ガバリと寒い海がある |
9 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
10 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
11 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
12 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
13 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
14 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
15 | 探梅やみささぎどころたもとほり |
16 | 風をよむ習性ひろがるすすきの穂 |
17 | 蟾蜍長子家去る由もなし |
18 | 小さな村の小さな祠夏来たる |
19 | 跳箱の突手一瞬冬が来る |
20 | こんなよい月を一人で見て寝る |
21 | 初凪や魁夷の青を溜めてをり |
22 | 鯛とあそんで男津根元潮言う |
23 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
24 | 夏満月赤き光を海に投げ |
25 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
26 | 初秋の蝗つかめば柔らかき |
27 | 秋晴の運動会をしてゐるよ |
28 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
29 | 八月や六日九日十五日 |
30 | 老人に日月白し歳月しろし |
31 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
32 | 漬物桶に塩ふれと母は産んだか |
33 | 十二支みな闇に逃げこむ走馬灯 |
34 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
35 | 素足にてのけふをたしかむる |
36 | 玉の如き小春日和を授かりし |
37 | 蘆刈のうしろひらける大和かな |
38 | 三日月の沈む弥彦の裏は海 |
39 | せきをしてもひとり |
40 | 日脚伸ぶ古典の頭注ひろひをり |
41 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
42 | 響爽かいただきますといふ言葉 |
43 | ひとしずく空よりの色露草に |
44 | 葉桜の幹が濡れいる遠汽笛 |
45 | 藍染めの浴衣短し南北線 |
46 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
47 | 峽部落秋灯ひとつ星ひとつ |
48 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
49 | ところてん煙のごとく沈みをり |
50 | あたたかき雪がふるふる兎の目 |
2024年9月24日 05時45分更新(随時更新中)