現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年8月13日のデイリーキーワードランキング
1 | 枯れ蓮の枯れ切るところ幾柱 |
2 | 籐椅子になびく隣家の薄煙り |
3 | 籐椅子に揺れてうたたね鼻眼鏡 |
4 | 籐椅子にざぶんとかけて鎮めおく |
5 | こつあげやほとにほねなきすずしさよ |
6 | 肉体は死してびつしり書庫に夏 |
7 | 籘椅子を出羽三山の前に置く |
8 | 籐椅子の客をしばらく独りにす |
9 | あをあをとこの世の雨のははきぐさ |
10 | 籐椅子に黙つて座る髭の人 |
11 | 怖いもの知らずに生きて冷汁 |
12 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
13 | 山彦のゐてさびしさやハンモツク |
14 | 桜樹下こんばん提灯ふつと消ゆ |
15 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
16 | 八月や六日九日十五日 |
17 | せきをしてもひとり |
18 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
19 | 墓のうらに廻る |
20 | お遍路が一列に行く虹の中 |
21 | 音楽漂う岸侵しゆく蛇の飢 |
22 | 相逢うて飯食う疲れ遠花火 |
23 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
24 | 天高し骨叩く韻石切場 |
25 | 鳥渡る屋島の端山にぎやかに |
26 | 落花生遠き月日の殻潰す |
27 | 常夏の碧き潮あびわが育つ |
28 | 人間の道つけている赤まんま |
29 | ソース瓶潮騒に立つ夏の果 |
30 | 麦車馬に遅れて動き出づ |
31 | 喜雨亭翁を侮る鵯の柿に居り |
32 | 竹の葉騒は冴ゆる眼鏡に數知れず |
33 | 比良ばかり雪をのせたり初諸子 |
34 | 風邪の身のほてりや透きし雨衣のなか |
35 | 霜柱砂つぶ容れず砂の中 |
36 | 性格が紺の浴衣に収まらぬ |
37 | 雷火にも逆立つ馬の黒たてがみ |
38 | 落蝉にまだ飛ぶ命残りをり |
39 | 月光のおよぶかぎりの蕎麦の花 |
40 | 山風の日暮荒しよ胡麻の花 |
41 | 白山の鴾色に雁帰る |
42 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
43 | 心願のいよいよとがる氷柱かな |
44 | イエスよりマリアは若し草の絮 |
45 | 行く我にとどまる汝に秋二つ |
46 | 夢二忌や骨董市の合せ鏡 |
47 | 世界病むを語りつつ林檎裸となる |
48 | ひとつづつ熟す仕事や秋深む |
49 | 一枚の餅のごとくに雪残る |
50 | 問診はとんぼのように水平 |
2024年9月22日 21時43分更新(随時更新中)