現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年6月25日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
3 | せきをしてもひとり |
4 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
5 | 山吹の中の二日を春祭 |
6 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
7 | 初孫の生まれるニュース雲の峰 |
8 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
9 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
10 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
11 | 咳いくつ用事急ぎて町を背に |
12 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
13 | 鴨の中の一つの鴨を見てゐたり |
14 | 君はいま大粒の雹、君を抱く |
15 | 猫柳朝鮮の唄また聞きぬ |
16 | 分け入つても分け入つても青い山 |
17 | 蟬時雨子は担送車に追ひつけず |
18 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
19 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
20 | 菫程な小さき人に生れたし |
21 | 肩に来て 人懐かしや 赤蜻蛉 |
22 | くもることわすれし空のひばりかな |
23 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
24 | 遠泳や高波越ゆる一の列 |
25 | 人殺す我かも知らず飛ぶ蛍 |
26 | 百色を使い果せり濃紫陽花 |
27 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
28 | 戦前の水着を一夜みて過ごす |
29 | 夏の潮シュワッと前頭葉浸す |
30 | 星空へ店より林檎あふれをり |
31 | 虎の尾を一本持つて恋人来 |
32 | 古民家に煙の匂い山菫 |
33 | おしやべりも無口も孤独日向ぼこ |
34 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
35 | 鈴虫の鳴くや二タ鈴三鈴半 |
36 | 大空のました帽子かぶらず |
37 | 富士にたつ霞程よき裾野かな |
38 | 詩に痩せて二月渚をゆくはわたし |
39 | 流れきて次の屯へ蝌蚪一つ |
40 | 叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉 |
41 | 旅にして昼餉の酒や桃の花 |
42 | 青嵐夫の小言聞き流す |
43 | いま一つ椿落ちなば立去らん |
44 | 海を濡らして君は甘いものが好き |
45 | 水甕の真闇に一灯初蛍 |
46 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
47 | 色惜しみつつ夜明けつつ黒葡萄 |
48 | だれもいない炎天下の動物園 |
49 | 小言幸兵衛首たてなほす蝮草 |
50 | どくだみや真昼の闇に白十字 |
2024年9月21日 15時55分更新(随時更新中)