現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年5月23日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
4 | 淋しい幽霊いくつも壁を抜けるなり |
5 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
6 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
7 | 安曇野や窓近くまで田水張る |
8 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
9 | せきをしてもひとり |
10 | 蜥蜴の尾鋼鉄光りや誕生日 |
11 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
12 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
13 | ところてん煙のごとく沈みをり |
14 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
15 | ゴキブリの夫婦重なりあって終わる |
16 | 聲変りはじまつて百物語 |
17 | ぞろぞろと僧の頭蓋ゆく青高野 |
18 | わが恋は人とる沼の花菖蒲 |
19 | 吹きおこる秋風鶴をあゆましむ |
20 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
21 | ときどきは鱗を見せて虎が雨 |
22 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
23 | 北京昼月鵲のゆくところかな |
24 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
25 | 人さすらい鵲の巣に鳩ら眠る |
26 | こんなよい月を一人で見て寝る |
27 | 愛するは櫻紅葉のベンチかな |
28 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
29 | 星空へ店より林檎あふれをり |
30 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
31 | 卵割るように銀河を渡りけり |
32 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
33 | 垣根よりのぞく挨拶鉄線花 |
34 | 幼な等の集えば走り薄暑光 |
35 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
36 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
37 | 雨兆す狹庭を明るく石蕗の花 |
38 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
39 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
40 | 飽きるほど海を見てきて柏餅 |
41 | 飛行機雲空かけ上る枯野に春 |
42 | 咲き満ちてこぼるる花もなかりけり |
43 | ゆるやかに着てひとと逢ふ蛍の夜 |
44 | 一湾の潮しづもるきりぎりす |
45 | はつゆめの遼河のほとりいななけり |
46 | 水枕ガバリと寒い海がある |
47 | 自画像をふせたるままに新樹光 |
48 | 海女とても陸こそよけれ桃の花 |
49 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
50 | 熱燗の夫にも捨てし夢あらむ |
2024年9月22日 17時05分更新(随時更新中)