現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年4月7日のデイリーキーワードランキング
1 | 散らし雨遅咲き桜満開に |
2 | 秋の航一大紺円盤の中 |
3 | せきをしてもひとり |
4 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
5 | 雹晴れて豁然とある山河かな |
6 | 咲き満ちてこぼるる花もなかりけり |
7 | お庭には枯山吹や春画展 |
8 | 清明や街道の松高く立つ |
9 | あせるまじ冬木を切れば芯の紅 |
10 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
11 | 流るるは春立つ水か枕灯か |
12 | かりがねのしづかさをへだてへだて啼く |
13 | 爽籟や試歩伸ばし行く夫の背ナ |
14 | 方丈の大庇より春の蝶 |
15 | 飛花落花命ひらひらしていたる |
16 | 雨粒のときどき太き野菊かな |
17 | 菫程な小さき人に生れたし |
18 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
19 | 蒲公英のかたさや海の日も一輪 |
20 | 不毛の陽一日校舎高く吊る |
21 | 穀雨かな世の一隅に安らぎて |
22 | 喫泉に口あまやかす雪のなか |
23 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
24 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
25 | 仏にも憤怒と微笑花嵐 |
26 | 日照草麻疹のはやる村はづれ |
27 | 天地の間にほろと時雨かな |
28 | 大笊のものを小笊に分けて冬 |
29 | 梨咲くと葛飾の野はとの曇り |
30 | 雑草もあるがままなる花野かな |
31 | 芝桜色鉛筆の走り出す |
32 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
33 | 町騒に遠き寺苑の仏桑花 |
34 | 蕁麻疹耳まで占拠して師走 |
35 | 大空に又わき出でし小鳥かな |
36 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
37 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
38 | 隙間風胸に置かれし手を外す |
39 | 永き日の鐘と撞木の間かな |
40 | 梟の知り尽したる闇深し |
41 | 飽きるほど海を見てきて柏餅 |
42 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
43 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
44 | 考える人は考え昭和の日 |
45 | 父といふ世に淡きもの桜満つ |
46 | 冬の蜂ころび無傷の空のこす |
47 | ねぱーるはとても祭で花むしろ |
48 | 夢に浮く身風呂にしずむ身四月尽 |
49 | 白藤や揺りやみしかばうすみどり |
50 | 山の日は一輪草に届かざる |
2024年9月20日 10時46分更新(随時更新中)