現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年4月6日のデイリーキーワードランキング
1 | 雹晴れて豁然とある山河かな |
2 | 秋の航一大紺円盤の中 |
3 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
4 | 麦秋の中なるが悲し聖廃虚 |
5 | 散らし雨遅咲き桜満開に |
6 | せきをしてもひとり |
7 | 牡丹百二百三百門一つ |
8 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
9 | 菫程な小さき人に生れたし |
10 | 水仙や古鏡の如く花をかかぐ |
11 | 流るるは春立つ水か枕灯か |
12 | 奇妙に明るい時間衛兵ふやしている |
13 | 鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 |
14 | 灯を消して観る夜桜の息づかひ |
15 | 落葉焚忽と老女は消えにけり |
16 | 熱の夜のさくら咲き滿ち幹立てり |
17 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
18 | 散りぎわの花こそ凜と山河たり |
19 | 生き堪へて身に沁むばかり藍浴衣 |
20 | 清明や街道の松高く立つ |
21 | 源平の色むつましくさらさ木瓜 |
22 | 船の名の月に読まるる港かな |
23 | 三日月やこの頃萩の咲きこぼれ |
24 | 大空に又わき出でし小鳥かな |
25 | わが湖あり日陰真暗な虎があり |
26 | 落蝉にまだ飛ぶ命残りをり |
27 | かたまつて薄き光の菫かな |
28 | 身のうちへ落花つもりてゆくばかり |
29 | 御本尊阿弥陀露座仏花あかり |
30 | 伸び過ぎのアスパラガスほどな粗忽 |
31 | 凍雲に一筋届く煙あり |
32 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
33 | 諏訪へ続く遠山桜神の道 |
34 | 山国の蝶を荒しと思はずや |
35 | 水枕ガバリと寒い海がある |
36 | 初蝶やわが三十の袖袂 |
37 | 外燈下乙女ひらり過ぎ涼し |
38 | 手に受けし初雪すぐに消えにけり |
39 | 二た昔とも昨日とも高虚子忌 |
40 | 墓のうらに廻る |
41 | 青竹を束ね夕空死に近づく |
42 | 粽解く夫が家出をしない訳 |
43 | 咲き満ちてこぼるる花もなかりけり |
44 | 芥子散って荒涼たるや火の匂い |
45 | ひとむかしふたむかしとてうすらひぬ |
46 | 深秋の悟りきれない旅をする |
47 | 麦熟れる一度も出さぬ日章旗 |
48 | 山窪は蜜柑の花の匂ひ壺 |
49 | 素直なる心持つ日の花あかり |
50 | 公園や領事夫人のライラック |
2024年9月19日 23時35分更新(随時更新中)