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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2015年12月4日のデイリーキーワードランキング

1

凩や海に夕日を吹き落す
2

赤い椿白い椿と落ちにけり
3

せきをしてもひとり
4

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
5

去年今年貫く棒の如きもの
6

雛壇の裏に樟脳痩せていく
7

古池や蛙飛びこむ水の音
8

小夜時雨上野を虚子の来つつあらん
9

水枕ガバリと寒い海がある
10

勿体なき半透明体大根焚
11

賀状書く少し大きなことも書く
12

秋の暮大魚の骨を海が引く
13

草氷柱早く嫌ひになりたくて
14

地球儀のさらに傾く冬の雷
15

泳ぎより歩行に移るその境
16

永き日やつばたれ下る古帽子
17

喜寿傘寿まだまだ若き竹の春
18

いなびかり北よりすれば北を見る
19

不景気の街を操る聖樹の灯
20

手毬唄戦のことも唄いこむ
21

寒の闇来て一燈に入る夜学生
22

吹きおこる秋風鶴をあゆましむ
23

己が黄色に苛立ちカンナ疲れきる
24

寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃
25

蜻蛉行く後ろ姿の大きさよ
26

八月や六日九日十五日
27

春風や闘志いだきて丘に立つ
28

月光に一つの椅子を置きかふる
29

生きること一と筋がよし寒椿
30

外にも出よ触るるばかりに春の月
31

あをあをとこの世の雨のははきぐさ
32

啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々
33

鰯雲人に告ぐべきことならず
34

老斑の輝いてあり里神楽
35

砂の如き雲流れ行く朝の秋
36

竹踏みの素足ほてりぬ厨ごと
37

星空へ店より林檎あふれをり
38

ついと来た鶲大雪凌いでた
39

蛇を踏む老獪の感触だな
40

古民家に煙の匂い山菫
41

水仙や古鏡の如く花をかかぐ
42

白菜のみな尻向けて積まれたる
43

鮟鱇の腸の潮水あふれけり
44

初空や大悪人虚子の頭上に
45

かくれんぼ三つかぞえて冬となる
46

柿活けて一の二組は参観日
47

湯もみ唄流るる路地や蝶の昼
48

土間口に夕枯野見ゆ桃色に
49

雪催い早風呂早酒早寝する
50

万緑の中や吾子の歯生え初むる


2024年9月23日 19時42分更新(随時更新中)
 

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