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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2015年9月21日のデイリーキーワードランキング

1

つきぬけて天上の紺曼珠沙華
2

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
3

うちまもる母のまろ寝や法師蟬
4

せきをしてもひとり
5

ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな
6

喫泉に口あまやかす雪のなか
7

山深み幽禽鳴いて水涸るる
8

牡丹百二百三百門一つ
9

外にも出よ触るるばかりに春の月
10

高空に鷹が瞠れる今朝の秋
11

目覚めれば此処が境界彼岸花
12

獺祭忌悪人虚子を敬ひて
13

アキアカネ親近感とも違う距離
14

金剛の露ひとつぶや石の上
15

早立ちの声過ぎゆけり露葎
16

曼珠沙華あつけらかんと道の端
17

椋鳥の千羽傾く春の嶺
18

やり羽子や油のやうな京言葉
19

毎年よ彼岸の入りに寒いのは
20

海明けの雀あやふさありあまる
21

水の地球すこしはなれて春の月
22

行く我にとどまる汝に秋二つ
23

剣道着干すや燃え立つ葉鶏頭
24

卵割るように銀河を渡りけり
25

午の庭柔ら風吹き緑立ち
26

鮟鱇鍋河豚の苦説もなかりけり
27

曼珠沙華抱くほどとれど母恋し
28

名にかかる驕りを泣くや法師蟬
29

木瓜咲くや漱石拙を守るべく
30

沈む日のたまゆら青し落穂狩
31

献体の腑分けさるる身夕芒
32

暗黒や関東平野に火事一つ
33

雪の街約束ひとつ消えにけり
34

鯊釣や不二暮れそめて手を洗ふ
35

曼珠沙華かなしみは縦横無尽
36

稲刈りの昼餉銀行員が来る
37

梨食ふと目鼻片づけこの乙女
38

母の兄母に凭れて梅を見に
39

薄氷の吹かれて端の重なれる
40

夕焼けて西の十万億土透く
41

時鳥厠半ばに出かねたり
42

花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ
43

青蛙おのれもペンキぬりたてか
44

夕方の影あいまいに春障子
45

どの子にも涼しく風の吹く日かな
46

秋の日をとづる碧玉数しれず
47

しらぎくの夕影ふくみそめしかな
48

鰯雲人に告ぐべきことならず
49

夜学教師と西日まみれの雀の子
50

翡翠の一閃谷の奢りとす


2024年9月19日 08時45分更新(随時更新中)
 

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