現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年8月21日のデイリーキーワードランキング
1 | 光るうどんの途中を生きていて涼し |
2 | 牡丹百二百三百門一つ |
3 | 石臼の今は踏み石処暑の風 |
4 | せきをしてもひとり |
5 | 鴫の群翔ち濁点としてわれら |
6 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
7 | 曼珠沙華に鞭うたれたり夢さむる |
8 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
9 | おそるべき君等の乳房夏来る |
10 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
11 | 蓮の実飛ぶ年々に子の遠くなり |
12 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
13 | 葉牡丹の火むら冷めたる二月かな |
14 | 黛を濃うせよ草は芳しき |
15 | 八月や六日九日十五日 |
16 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
17 | カンナ咲く遥かな海を照らしつつ |
18 | 夏惜しむ岩場に残る潮だまり |
19 | 山国や空にただよう花火殻 |
20 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
21 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
22 | かろき子は月にあづけむ肩車 |
23 | 落日を支ふるもののなき枯野 |
24 | 既知未知の人生燈火親しけれ |
25 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
26 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
27 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
28 | 京去るや鴨川踊今宵より |
29 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
30 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
31 | 少女みな紺の水着を絞りけり |
32 | 真中より明ける気配や夏の湖 |
33 | 浴衣着て存分浸る旅心 |
34 | シュレッダー數字を砕き熱帯夜 |
35 | 秋立つや川瀬にまじる風の音 |
36 | 湖といふ大きな耳に閑古鳥 |
37 | 昨日の我に飽くべし茄子の花咲きぬ |
38 | 炭竃に塗込めし火や山眠る |
39 | ひぐらしや遠き日密にしてしまふ |
40 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
41 | 時計屋の時計春の夜どれがほんと |
42 | 銀杏黄葉一点の灯のごとく人 |
43 | 重ね着の中に女のはだかあり |
44 | 友情が心の支え冬ぬくし |
45 | 水中の河馬が燃えます牡丹雪 |
46 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
47 | 例外なきなど退屈な茄子の花 |
48 | 春昼の卑しき風のタオルかな |
49 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
50 | 鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 |
2024年9月19日 14時44分更新(随時更新中)