現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年8月14日のデイリーキーワードランキング
1 | 八月や六日九日十五日 |
2 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
3 | つねに一二片そのために花篝 |
4 | 仏像の事典みつけし涼新た |
5 | 神の雪へわが体臭を消しにゆく |
6 | 友情が心の支え冬ぬくし |
7 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
8 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
9 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
10 | カンナ咲く遥かな海を照らしつつ |
11 | 願ひごと無の齢なり初詣 |
12 | たまねぎのたましひいろにむかれたり |
13 | それも死後股ぐら暗き盆踊り |
14 | せきをしてもひとり |
15 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
16 | バード・ウィーク湖の際まで深緑 |
17 | 蝉の亡骸裏返りしは約束 |
18 | 春寒し水田の上の根なし雲 |
19 | 早苗饗のいちにち湯野の湯の熱き |
20 | ヘヤピンの沈む防火用水走り梅雨 |
21 | 絵姿の君がゆらりと油照り |
22 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
23 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
24 | 乗りてすぐ市電灯ともす秋の暮 |
25 | 傘さげて使ひあるきや曼珠沙華 |
26 | どこからが人の領分遠郭公 |
27 | うすものの中より銀の鍵を出す |
28 | 相逢うて飯食う疲れ遠花火 |
29 | 定家忌や勤やすまず川田順 |
30 | 秋あつし托鉢僧のおさな顔 |
31 | 将門の関八州に野火走る |
32 | 落蝉にまだ飛ぶ命残りをり |
33 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
34 | 無言館の絵画の笑顔春に入る |
35 | しあわせに目もあけられず花吹雪 |
36 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
37 | 高校野球あり国分尼寺より帰る |
38 | 自画像は青き唇まげ無言館 |
39 | スケートの濡れ刃携へ人妻よ |
40 | 暑くもなし寒くもなくて秋の雨 |
41 | 蓮の実飛ぶ年々に子の遠くなり |
42 | 秋立つや川瀬にまじる風の音 |
43 | 星空へ店より林檎あふれをり |
44 | くわがた虫一つぽつんと孫帰る |
45 | ライオンは寝てゐるわれは氷菓嘗む |
46 | アディオス!この暁闇の花時計 |
47 | 涅槃図の記憶のかたち花時計 |
48 | 満天の星に旅ゆくマストあり |
49 | 今かいつかと引き際の冬の海 |
50 | 西瓜切るあれこれ独りになりて切る |
2024年9月23日 00時38分更新(随時更新中)