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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2015年7月31日のデイリーキーワードランキング

1

炎帝のさびしき起重機あそびかな
2

咳をしても一人
3

八月や六日九日十五日
4

むかご飯握ってくれし姉逝きぬ
5

死化粧して水色桔梗なりぬ
6

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
7

源泉の豊かな手水はだれ雪
8

向日葵の空かがやけり波の群
9

青蛙おのれもペンキぬりたてか
10

その中に崩落の音花カンナ
11

おそるべき君等の乳房夏来る
12

風立ちて月光の坂ひらひらす
13

夏満月赤き光を海に投げ
14

薔薇の園引き返さねば出口なし
15

やり羽子や油のやうな京言葉
16

蔓踏んで一山の露動きけり
17

兎も片耳垂るる大暑かな
18

虹二重神も恋愛したまへり
19

学校が好き朝顔に水をやる
20

帰らざるあまたあまたや鳰の巣も
21

蝶の舌ゼンマイに似る暑さかな
22

雉子の眸のかうかうとして売られけり
23

仙人掌の花饒舌に赤い月
24

十二支みな闇に逃げこむ走馬灯
25

夏山の大木倒す谺かな
26

ものの種にぎればいのちひしめける
27

やつぱり一人がよろしい雑草
28

多感なる時を遠くに野火はしる
29

春寒し水田の上の根なし雲
30

戸隠や顔にはりつく天の川
31

相逢うて飯食う疲れ遠花火
32

牡丹百二百三百門一つ
33

ときめきをたかぶらせてる桜の芽
34

漬物桶に塩ふれと母は産んだか
35

炎天より僧ひとり乗り岐阜羽島
36

星空へ店より林檎あふれをり
37

桐一葉日当りながら落ちにけり
38

カンナ咲く遥かな海を照らしつつ
39

制服の袖口余る松の芯
40

さくらさくら空に別れを惜しむなり
41

布鞋はく寝釈迦の足の巨いなる
42

夜振火の太初の闇を揺らしけり
43

月光ほろほろ風鈴に戯れ
44

絵姿の君がゆらりと油照り
45

摘草の人また立ちて歩きけり
46

万緑の中や吾子の歯生え初むる
47

しぐるるや死なないでゐる
48

せきをしてもひとり
49

唐黍に織子のうなじいきいきと
50

ふるさとは無言に満ちて青田風


2024年9月24日 08時11分更新(随時更新中)
 

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