現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年5月14日のデイリーキーワードランキング
1 | しぐるるや死なないでゐる |
2 | 蛙の目越えて漣又さざなみ |
3 | せきをしてもひとり |
4 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
5 | 星屑や鬱然として夜の新樹 |
6 | しぐるるや駅に西口東口 |
7 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
8 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
9 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
10 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
11 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
12 | 赤い地図なお鮮血の絹を裂く |
13 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
14 | 例ふれば恥の赤色雛の檀 |
15 | 帆船は海に咲く花海開き |
16 | 飽きるほど海を見てきて柏餅 |
17 | 大干潟みち潮尚もつづきおり |
18 | 清明や街道の松高く立つ |
19 | 自画像をふせたるままに新樹光 |
20 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
21 | 柿若葉重なりもして透くみどり |
22 | 毀れゆく冬の地球に立ちつくす |
23 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
24 | まさをなる空よりしだれざくらかな |
25 | いなびかり北よりすれば北を見る |
26 | 寂しくて道のつながる年のくれ |
27 | ありしことみな陽炎のうへのこと |
28 | 人類の代受苦の枯向日葵 |
29 | うまそうなあさのおひさまいねのはな |
30 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
31 | 花の屑母の指紋を探しをり |
32 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
33 | 引鶴やいま殿りの陣の上 |
34 | 煙幕にあへぐ枯木とヘルメット |
35 | ちるさくら海あをければ海へちる |
36 | 神将の瞋目の先桐一葉 |
37 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
38 | 少年の見遣るは少女鳥雲に |
39 | 秋雲やふるさとで売る同人誌 |
40 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
41 | 黄蝶ノ危機ノキ・ダム創ル鉄帽ノ黄 |
42 | 神木の階のぼる蔦紅葉 |
43 | 賑しく見舞はれし夜のフリージア |
44 | 夕づく蛾柏大樹をめぐりけり |
45 | 腹底に逆波起つる青嵐 |
46 | ピーマン切って中を明るくしてあげた |
47 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
48 | かわかわと大きくゆるく寒鴉 |
49 | 黄砂かも西に戦の続きおり |
50 | おそるべき君等の乳房夏来る |
2024年9月21日 10時59分更新(随時更新中)