現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年5月12日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 寂しくて道のつながる年のくれ |
3 | 九十九里浜に白靴提げて立つ |
4 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
5 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
6 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
7 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
8 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
9 | 清明や街道の松高く立つ |
10 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
11 | 愛鳥週間手を差しあげて鳩放つ |
12 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
13 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
14 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
15 | 自画像をふせたるままに新樹光 |
16 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
17 | まなうらに薄き玻璃ある二月かな |
18 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
19 | 梨咲くと葛飾の野はとの曇り |
20 | 戦前の一本道が現るる |
21 | 八月十五日てのひらのありったけ |
22 | 木苺の遠い記憶を摘みにけり |
23 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
24 | 祭囃子山杉覆ふ村を出て |
25 | 旅にして昼餉の酒や桃の花 |
26 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
27 | 家々や菜の花いろの燈をともし |
28 | 春紅葉昔乙女の声華やぐ |
29 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
30 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
31 | てのひらの水の珠玉よ青葉騒 |
32 | 摩天楼より新緑がパセリほど |
33 | 海よりも野山に降りてこそ緑雨 |
34 | 葉桜の中の無数の空さわぐ |
35 | 同窓会へ行き度いつもり春帽子 |
36 | 罠かけるとき鯖色の千切れ雲 |
37 | 愛鳥週間人も緑にまみれゐて |
38 | 夜学まぶし道より低き赤子の声 |
39 | 愛してと言はんがばかりしやぼん玉 |
40 | 穀雨かな世の一隅に安らぎて |
41 | 老鶯や溶岩に松ある散歩道 |
42 | シヤツ雑草にぶつかけておく |
43 | どうでもよいことには触れず野水仙 |
44 | あをあをと空を残して蝶分れ |
45 | 麦秋の中なるが悲し聖廃虚 |
46 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
47 | 燈明に離れて坐る朧かな |
48 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
49 | 曖昧と言うしんがりは落葉焚く |
50 | 一匙のアイスクリームや蘇る |
2024年9月21日 14時38分更新(随時更新中)