現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年12月23日のデイリーキーワードランキング
1 | 一行の添え書に見る年賀状 |
2 | せきをしてもひとり |
3 | 勾玉の里や双手に寒蜆 |
4 | しぐるるや死なないでゐる |
5 | 沈黙に飽きてため息寒蜆 |
6 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
7 | 風邪の身にながき夕ぐれきたりけり |
8 | 還暦をすぎ春風のよく見える |
9 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
10 | 縄跳びを休んでいたる羊雲 |
11 | 冬日向小石裏返してやりぬ |
12 | 三寒の四温を待てる机かな |
13 | 露の玉蟻たぢたぢとなりにけり |
14 | 流燈となりても母の躓けり |
15 | 天皇誕生日休日となりにけり |
16 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
17 | 子午線のそつと傾く冬林檎 |
18 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
19 | 来年の思い募らせ日記買う |
20 | 春の鳶寄りわかれては高みつつ |
21 | かたまつて薄き光の菫かな |
22 | ところてん煙のごとく沈みをり |
23 | 慎ましく足元見よと藪柑子 |
24 | 生涯を蛇笏に執す松の花 |
25 | やがて猿が私になりすます聖夜 |
26 | 包丁の切れ味ためす冬銀河 |
27 | 冬蕪の真つ白な尻積みあげゆく |
28 | ウィルスの戯れ言が咳まだ死ねぬ |
29 | 子が知れる雪野の果の屠殺場 |
30 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
31 | そよかぜや花びらが持つ記憶 |
32 | 元旦や古稀に勢ひの朝迎ふ |
33 | 再びは生れ来ぬ世か冬銀河 |
34 | 銀河系のとある酒場のヒヤシンス |
35 | 秋雲やふるさとで売る同人誌 |
36 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
37 | くもることわすれし空のひばりかな |
38 | 毛糸編むいくつもいくつも別れ道 |
39 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
40 | 君が代といひ日の丸といふ踏絵 |
41 | 暑き街虚無僧が来て絶壁なす |
42 | 俳句など書いてつまらぬ賀状来る |
43 | おふくろの幸せの味蕗の味噌 |
44 | 廃校の母校の桜吹雪かな |
45 | ひとすじの風を孕みて鯉のぼり |
46 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
47 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
48 | 藪柑子一打の鐘の響きけり |
49 | 影とんでまり飛んで来し冬日向 |
50 | 暖冬や鼻面よせて猫といる |
2024年9月20日 15時20分更新(随時更新中)