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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2014年12月3日のデイリーキーワードランキング

1

せきをしてもひとり
2

つきぬけて天上の紺曼珠沙華
3

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
4

しぐるるや死なないでゐる
5

春風や闘志いだきて丘に立つ
6

降る雪や明治は遠くなりにけり
7

甘草の芽のとびとびのひとならび
8

鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる
9

春雷や胸の上なる夜の厚み
10

み仏に美しきかな冬の塵
11

冬菊のまとふはおのがひかりのみ
12

苗代や一粁先に艦浮ぶ
13

病む師走わが道或はあやまつや
14

芋の露連山影を正しうす
15

水枕ガバリと寒い海がある
16

ピストルがプールの硬き面にひびき
17

鶏頭の十四五本もありぬべし
18

金亀子 擲つ闇の 深さかな
19

ビー玉を転がし遊ぶ喜寿の春
20

漬物桶に塩ふれと母は産んだか
21

流れ行く大根の葉の早さかな
22

慎ましく足元見よと藪柑子
23

ぜんまいののの字ばかりの寂光土
24

着ぶくれて浮世の義理に出かけけり
25

凍蝶や橋の真中で振り返る
26

花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ
27

春昼の冷蔵庫より黒き汁
28

高嶺星蚕飼の村は寝しづまり
29

すれちがい移り香残し秋袷
30

恋人も枯木も抱いて揺さぶりぬ
31

鰯雲この一族の大移動
32

呟きは言葉となれり師走風
33

去年今年貫く棒の如きもの
34

億年のなかの今生実南天
35

夏燕ななめ45度の空
36

プールサイドの鋭利な彼へ近づき行く
37

初茜隼人が残すわらべ唄
38

さるすべり美しかりき与謝郡
39

星空へ店より林檎あふれをり
40

冬蜂の死にどころなく歩きけり
41

曼陀羅の地獄極楽時雨たり
42

バスを待ち大路の春をうたがはず
43

ものの種にぎればいのちひしめける
44

ねころんだ夏野から知恵熱
45

ひとり来て煮魚定食しぐるるや
46

隅田川見て刻待てり年わすれ
47

しんしんと雪降る空に鳶の笛
48

七色の花食べ眠る雪うさぎ
49

時鳥厠半ばに出かねたり
50

現身の仮縫いほどけぬ朧月


2024年9月24日 18時50分更新(随時更新中)
 

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