現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年3月28日のデイリーキーワードランキング
1 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
2 | せきをしてもひとり |
3 | 春の灯や女は持たぬのどぼとけ |
4 | 妻へ帰るまで木枯の四面楚歌 |
5 | 兄の手に小さき薬玉もて余す |
6 | 秋の航一大紺円盤の中 |
7 | 春の日やあの世この世と馬車を駆り |
8 | 昼顔のほとりによべの渚あり |
9 | 咲き満ちてこぼるる花もなかりけり |
10 | 望郷や銀座の雪に転びたる |
11 | 烏賊舟の数珠火かき消す秋驟雨 |
12 | 墓参後は畳を運ぶ春の人 |
13 | ひるがえる燕は天の句読点 |
14 | 木の根明く胎児はなにを見てをるや |
15 | 鶴帰るあとはよしなに島津殿 |
16 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
17 | 散らし雨遅咲き桜満開に |
18 | 丸く寝て尾が不思議なり狐の子 |
19 | 白梅の移ろひ香ぐはし巫女すがし |
20 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
21 | この道しかない春の雪ふる |
22 | 虫すだく痩馬なりしロシナンテ |
23 | 朝風に金箔飛ばす熊手かな |
24 | 浅き春砂漠を一直線の航 |
25 | むらさきになりゆく二羽の青鷹 |
26 | 向日葵や信長の首切り落とす |
27 | オリオンの盾新しき年に入る |
28 | 秋日差螺旋階段下りて句座 |
29 | とりあえず塩と答えて更衣 |
30 | この雪嶺わが命終に顕ちて来よ |
31 | 水脈の果て炎天の墓碑を置きて去る |
32 | 常夏や朝鮮訛の怒り投ぐ |
33 | 亀鳴くや清原選手のピアスきらっ |
34 | 浮雲にまんぼう飼うも春の夢 |
35 | どうでもよいことには触れず野水仙 |
36 | いつ来てもははの匂いのわらび山 |
37 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
38 | 夜光虫身に鏤めて泳ぎたし |
39 | 水洟や鼻の先だけ暮れ残る |
40 | 落日に橋つつまれし空襲忌 |
41 | 逢うために母は銀河の駅に佇つ |
42 | 利休忌の白紙にちかき置手紙 |
43 | 凩や海に夕日を吹き落す |
44 | もてなしの田舎紳士のお色気話 |
45 | 雹晴れて豁然とある山河かな |
46 | 空をゆく一かたまりの花吹雪 |
47 | 亀鳴くや離別のわけは聞かずおく |
48 | そこだけ明るいキツネの絵本彼岸過ぎ |
49 | 日暮里へ急ぐ九段の桜かな |
50 | 満開の花突風に乱れ髪 |
2024年9月20日 01時40分更新(随時更新中)