現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年1月27日のデイリーキーワードランキング
1 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
2 | 荒々と花びらを田に鋤き込んで |
3 | 草二本だけ生えてゐる時間 |
4 | 足の立つ嬉しさに萩の芽を検す |
5 | 咲き切つて薔薇の容を越えけるも |
6 | ゆたんぽのぶりきのなみのあはれかな |
7 | 短夜や乳ぜり啼く児を須可捨焉乎 |
8 | ふはふはのふくろうの子のふかれをり |
9 | よろこびはかなしみに似し冬牡丹 |
10 | 小春日や隣家の犬の名はピカソ |
11 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
12 | せきをしてもひとり |
13 | 夏炉ありほそぼそとしてわがたつき |
14 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
15 | 朝もやの小舟の明かり夾竹桃 |
16 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
17 | 彼一語我一語秋深みかも |
18 | 秋天の下に野菊の花弁欠く |
19 | さざ波は立春の譜をひろげたり |
20 | 曲がるたび傷深くなる雪の街 |
21 | 隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな |
22 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
23 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
24 | 月見草徘徊の母探す土手 |
25 | 日の障子太鼓の如し福寿草 |
26 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
27 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
28 | 蛇衣を脱ぐ天帝の仕者として |
29 | この道しかない春の雪ふる |
30 | 春めきてものの果てなる空の色 |
31 | 悴むを羽化のはじまる心地とも |
32 | 朝顔の紺のかなたの月日かな |
33 | 熱海まで行くか日傘の忘れ物 |
34 | 葛飾や桃の籬も水田べり |
35 | 頭悪き日々なり柚子明りときどき |
36 | 大濤にをどり現れ初日の出 |
37 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
38 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
39 | 寒卵五つ六つはがやがやす |
40 | 冬萌や寡黙の人の評あつき |
41 | もう一人の自分をさがす初鏡 |
42 | 亀鳴くは己の拙を泣くごとし |
43 | 蝋梅や磨きたりない床柱 |
44 | 寐かさなき母になられし蒲団かな |
45 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
46 | 大寒の一戸もかくれなき故郷 |
47 | 裏山に初東雲の蒼からむ |
48 | おぼろなり割箸で喰ぶパスタかな |
49 | 初午や物音ひびく部屋の壁 |
50 | われ病めり今宵一匹の蜘蛛も宥さず |
2024年9月23日 00時57分更新(随時更新中)