現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年10月15日のデイリーキーワードランキング
1 | たらたらと日が真赤ぞよ大根引 |
2 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
3 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
4 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
5 | 梅根性また柿根性二月来る |
6 | 残菊といふ残菊とおもはねど |
7 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
8 | 色なき風声噛むやうにピアニシモ |
9 | 星空へ店より林檎あふれをり |
10 | 金木犀の音満ちてゆく夜明け |
11 | 栗虫に生れて栗の中にゐる |
12 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
13 | 添いてゆく畦に飛火の曼珠沙華 |
14 | 芋の露連山影を正しうす |
15 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
16 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
17 | 跳箱の突手一瞬冬が来る |
18 | 体育祭雲押し上げる熱気あり |
19 | 町騒に遠き寺苑の仏桑花 |
20 | 三人の一人こけたり鎌鼬 |
21 | 冬蜂の死に所なく歩きけり |
22 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
23 | こんなよい月を一人で見て寝る |
24 | 屈原の詩の菊の餐惜しみ切る |
25 | 恋猫の恋する猫で押し通す |
26 | 薄日とは美しきもの帰り花 |
27 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
28 | 秋澄むや耳付きの花器は火襷 |
29 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
30 | 憂国忌美学の底に潜む修羅 |
31 | 蟇ないて唐招提寺春いづこ |
32 | 乳房渡すも命渡さず鵙高音 |
33 | 取り終えて畦に這い出す田草取り |
34 | ひらひらと月光降りぬ貝割菜 |
35 | 寂しいと言い私を蔦にせよ |
36 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
37 | 身ほとりに風湧く思ひ更衣 |
38 | 友に恋われに税くる蕗の雨 |
39 | 冬の蜂ころび無傷の空のこす |
40 | 秋麗の柩に凭れ眠りけり |
41 | 一片の落花のあとの夕桜 |
42 | 老舗また消える街角そぞろ寒 |
43 | 朴散華即ちしれぬ行方かな |
44 | 襖絵の秋の七草どっと揺れ |
45 | 咳をしても一人 |
46 | ちるさくら海あをければ海へちる |
47 | 口あけし羅漢のひとり木の実落つ |
48 | 穀雨かな世の一隅に安らぎて |
49 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
50 | 睡蓮の水に二時の日三時の日 |
2024年9月23日 21時51分更新(随時更新中)