現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年7月22日のデイリーキーワードランキング
1 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
2 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
3 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
4 | いなびかり北よりすれば北を見る |
5 | 少年の見遣るは少女鳥雲に |
6 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
7 | 兎も片耳垂るる大暑かな |
8 | もがり笛風の又三郎やあーい |
9 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
10 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
11 | 鷹の目の佇む人に向はざる |
12 | 減反田夜眼にも白し蕎麦の花 |
13 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
14 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
15 | 幼な等の集えば走り薄暑光 |
16 | 俳人は死顔佳けれ雪の家 |
17 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
18 | 古手紙そつと投げ込むどんと祭 |
19 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
20 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
21 | 金閣にほころびのひかり苔の花 |
22 | 夕立が洗つていつた茄子をもぐ |
23 | 月一輪凍湖一輪光あふ |
24 | 豆粒のようなわたくし冬の月 |
25 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
26 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
27 | 念力のゆるめば死ぬる大暑かな |
28 | 凭りかかる柱のありし帰省かな |
29 | 姫はじめ闇美しといひにけり |
30 | ところてん煙のごとく沈みをり |
31 | 致死量の月光兄の蒼全裸 |
32 | ふるさとはよし夕月と鮎の香と |
33 | 鬼の霍乱藪田平子は知っていた |
34 | 秋空を二つに断てり椎大樹 |
35 | にんげんをうき草に大型書店 |
36 | はるかまで旅してゐたり昼寝覚 |
37 | 石臼の今は踏み石処暑の風 |
38 | その父のむっつりと見る赤ん坊 |
39 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
40 | 春立つや足ぶらぶらと肩車 |
41 | 倦みておりへのへのもへの畑案山子 |
42 | 初蝉や水面を雲のうつりつつ |
43 | 三伏や美濃の要は金華山 |
44 | あかあかと屏風の裾の忘れもの |
45 | おそるべき君等の乳房夏来る |
46 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
47 | 気配してふつと振り向くおぼろ月 |
48 | 土に還るボタいっぽんの鬼あざみ |
49 | 古九谷の招いておりぬ梨を剥く |
50 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
2024年9月21日 12時05分更新(随時更新中)