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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2013年7月10日のデイリーキーワードランキング

1

いなびかり北よりすれば北を見る
2

水の地球すこしはなれて春の月
3

ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな
4

滝落ちて群青世界とどろけり
5

薄氷の吹かれて端の重なれる
6

金剛の露ひとつぶや石の上
7

匙なめて童たのしも夏氷
8

暗黒や関東平野に火事一つ
9

戦争が廊下の奥に立つてゐた
10

プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ
11

勇気こそ地の塩なれや梅真白
12

日と月のごとく二輪の寒椿
13

暗黒や 関東平野に 火事一つ
14

念力のゆるめば死ぬる大暑かな
15

桐一葉日当りながら落ちにけり
16

菜の花がしあはせさうに黄色して
17

瀧落ちて群青世界とどろけり
18

青蛙おのれもペンキぬりたてか
19

船の名の月に読まるる港かな
20

咳をしても一人
21

露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す
22

母と寝る一夜豊かに虫の声
23

桑の葉の照るに堪へゆく帰省かな
24

をりとりてはらりとおもきすすきかな
25

入れものが無い両手で受ける
26

桐の花咲いて卒塔婆の増える村
27

西方へ灯る薄墨桜かな
28

ゆく春や海恋ふものは海で死ね
29

風鈴のひとり言きく 夕茜
30

咳の子のなぞなぞあそびきりもなや
31

嵯峨野路の竹さわさわと春立ちぬ
32

うろたへて母の影ふむ小暑なり
33

人影をよぎり行く鯉秋深む
34

浴衣着て少女の乳房高からず
35

絵姿の君がゆらりと油照り
36

赤い椿白い椿と落ちにけり
37

こんなよい月を一人で見て寝る
38

夕立が洗つていつた茄子をもぐ
39

喫泉に口あまやかす雪のなか
40

人がらがおれを出てゆく暑さかな
41

七夕や短冊百枚あなたと書く
42

合歓の花もとより大慈大悲たり
43

俺に是非を説くな激しき雪が好き
44

ところてん煙のごとく沈みをり
45

百幹の青そそり立つ竹の秋
46

算術の少年しのび泣けり夏
47

この道しかない春の雪ふる
48

雨雲を追い詰めてゆく立葵
49

ポケットにハンカチーフと海の砂
50

大鮟鱇触つてみれば女体かな


2024年9月21日 05時10分更新(随時更新中)
 

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