現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年11月8日のデイリーキーワードランキング
1 | 寂しくて道のつながる年のくれ |
2 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
3 | 鰯雲この一族の大移動 |
4 | 土手を外れ枯野の犬となりゆけり |
5 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
6 | 菊膾会津の一と日暮れにけり |
7 | 鳥帰る未来を覗く万華鏡 |
8 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
9 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
10 | 小春日や隣家の犬の名はピカソ |
11 | 生きざまにのりしろ添えて菊膾 |
12 | 若鮎の二手になりて上りけり |
13 | 鶏頭を三尺離れもの思ふ |
14 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
15 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
16 | 分け入つても分け入つても青い山 |
17 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
18 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
19 | じゃじゃ馬に生まれつきたる髪洗ふ |
20 | 咳をしても一人 |
21 | いわし雲おおいなる瀬をさかのぼる |
22 | いなびかり北よりすれば北を見る |
23 | 清水汲む心はるばる来つるかな |
24 | 芋の露連山影を正しうす |
25 | 鞦韆や風をはらみてみな帰る |
26 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
27 | 青嵐嵯峨野の広く透きとほる |
28 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
29 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
30 | 屋根の上に人現れし野分かな |
31 | ひかり野へ君なら蝶に乗れるだろう |
32 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
33 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
34 | 遠足が来て河川敷透明に |
35 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
36 | ラムネ玉まだまだ遊びたりぬらし |
37 | 秋空を二つに断てり椎大樹 |
38 | 一村を動かしてゐる稲穂波 |
39 | 北風や石を敷きたるロシア町 |
40 | 湯冷めかな折鶴の滞空かな |
41 | 日が暮れて暮れ残りたる赤い靴 |
42 | 新生児に愛犬しずしず同居の夏 |
43 | 江の奥にふかき江澄めり石蕗の花 |
44 | 立冬のことに草木のかがやける |
45 | おびただしき靴跡雪に印し征けり |
46 | 雪渓をかなしと見たり夜もひかる |
47 | 蝶の空七堂伽藍さかしまに |
48 | 陽だまりの白露の粒の静謐よ |
49 | かもめ来よ天金の書をひらくたび |
50 | もの音は一個にひとつ秋はじめ |
2024年9月22日 15時06分更新(随時更新中)